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私、どうしようもない方向音痴でして。

知らない所に行く時は必ず迷います。

それはもう不思議な程、直感に従うと必ず迷ってとんでもない所に行くといいうか。

それでそういう出来事が続いた後、直感が左に行けというからその心の声にわざと歯向かって右に行ったりしますよね。すると15分ぐらい歩いてから、あの時やっぱり左に曲がるべきだったということがわかったりするんです。もう決して自分の判断には従わない。

事前に調べて地図を見て覚えてから出かけたとします。
でもどうやら私、地図は記憶できないみたいで。
最寄りの駅についた途端、果たしてどこにどう行ったらいいのかで途方にくれるのが常。

幸いなことに日本の駅は大きな所だと大抵交番が隣接してるんです。
そこで必ず交番に立ち寄って親切なおまわりさん達に道を聞くんですが、おまわりさんも普通地図を見せてくれ手その地図上で説明してくれるんですよ。だから、地図を見ている間は私も分かったような気になるんですね。

さっきも書いたように、私、地図、記憶できないんですよ。
だから交番を一歩出た途端に地図のことなんかどっかへ行っちゃう。
頼りはお巡りさんの言葉による
「次の交差点を右に曲がったら二つめの角で左に行って……」
みたいな説明だけ。
私にとっては地図よりも言葉の方がずっと頼りになるんですが、でもその言葉も地図上の記号を起点に右左言われると全然だめ。西や東なんてもってのほか。

だからもう、知らない所に行かなければいけない時は「迷う時間」として30分余計にとってからスケジュールを組み立てますね。

それでも約束の時間に間に合わなかったらどうしよう、それどころか結局たどりつけなかったらどうしようと、知らない所に出かける前はナーバスになってストレスたまりまくりになります。


でもね、そんな私にも強い味方が現れたんですよ。

その名はポケットビデオカメラ「SAL」!こんなの

これ、なかなか上手く使いこなせなくて、私には無用の長物だわ~なんてがっかりしてたんですけど、ある日お友達と知らないお店で待ち合わせする事になり、PCでそのお店のHPに載ってた地図では場所が全く理解できなくて、どうしよう~と青くなってた時にふと目に止まったんですよね。

そうだ、SALに情報を覚えさせればいいじゃん、って。

これまではお店の住所や電話番号をメモして、最悪の場合は地図をプリントアウトして持って行ってたんですが、SALだとその辺の手間がスイッチオンで動画を撮るだけで解消されるんで非常に簡単なんですわ。ケータイだと一回ごとにシャッター音をさせて写真を撮って、しかも情報が各画像に分散されてしまいそれを探していちいち呼び出さなければいけないわけですが、動画で自分が読む速度に合わせて撮っていくとそれだけですみますからね。こんな簡単でいいのかと思っちゃいましたよ。おまけに静か。

SALは掌サイズなのでバッグに入れても邪魔にならないです♪ ただしうっかりホールドスイッチを入れ忘れると1時間バッグの中を撮影してたりしますが(かなり暗いのにしっかり映ってるのがすごい)。


でもSALの本当の威力はここからなんです。
駅について、駅前の風景を見渡して、いきなり途方に暮れてしまった私は当然の如く最寄りの交番に駆け込みました。

いつも親切なおまわりさんに
「この住所なんですけど……」
と道を尋ねると、おまわりさんは地図をチェックして
「これはスペイン坂ですね」
とあたかももそれで全ての問題が解決するが如く自信持って教えてくれたんですが、そもそも私はそのスペイン坂にどうやって辿り着いたらいいのかが分からなくて交番に来ているわけですよ。
「すいません、スペイン坂ってどこにあるんですか」
とおそるおそる尋ねたら、おまわりさんは私のモノ知らずぶりに一瞬ひるんだ顔をしましたが、そこはお仕事ですから続けて親切に地図上でスペイン坂への道順を教えてくれました。

でもですね、先にも書きましたが、私地図見てもわからないんですってば。

そこでワタクシ、おもむろにSALの動画スイッチを押してから
「申し訳ありませんが、もう一度最初から指さして教えて頂けませんか。動画に撮りますから」
と頼みました。操作がワンタッチなので、即、録画開始です。
するとおまわりさん、心持ち声まで改めてもう一度最初から地図上での道順を指で辿りながら教えてくださいました。その指先が中心に来るようにして、地図上をなめるように動画撮影していく私。

SAL、もちろん音声も入りますから、道順を説明してくれるおまわりさんの声も全部ばっちり入ってるんですよ。

それでも自信のない私が
「すみません。曲がるポイントをもう一度指で押さえて頂けます」
と頼むとおまわりさんは快く、わかりやすく、地図上のポイントを押さえてくれて、これで撮影終了。
一応、その場で動画を再生してみてちゃんと撮れている事を確認。
「どうもご面倒おかけしました。ありがとうございました」
と何度もお礼を言って交番を後にし、あとは動画を再生してチェックしながら待ち合わせの場所へ。

これって、知らない場所に行く時の必需品だな、と思いましたよ。

その日は親切なおまわりさんがいたからよかったけれど、もしもおまわりさんがいなくて交番さえなかった場合、自分の歩いて行く道をSALで撮影していけば仮に迷子になったとしても動画を参考に戻って行く事ができますもんね。自分の目が見るものを、SALが全部代わりに記憶記録してくれるんですから。しかも最長2時間!! これは心強いです。

お出かけ前にはSALを充電。

これさえ習慣にすれば、私のストレスは一気に軽減することでしょう!