『ハリー・ポッター』2週連続首位、『アイス・エイジ3』苦戦 !-7月27日版【映画週末興行成績】


シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)


>今週はベスト10中、9作品が先週と同じ顔触れとなり、ベスト5は順位もそのままで、人気シリーズ第6弾映画『ハリー・ポッターと謎のプリンス』が2週連続首位となった。

7月15日から公開され、水曜初日の日本新記録(興行収入3億3,400万円)を樹立。さらに公開7日間で興収23億8,000万円を稼ぎ、公開7日間の成績としても、映画『ROOKIES -卒業-』を破り、今年度ナンバーワンに躍り出た。回を重ねるごとに数字を落として前作では最終興収94億円とシリーズ初の3ケタ割れを喫したが、右肩下がりというシリーズものジンクスを得意の魔法ではねのける勢いで、100億円超えを目指して順調に興行中だ。邦画に押されて不振が続く洋画の起爆剤としても、注目を集めている。


 第2位の、シリーズ最新作映画『劇場版ポケットモンスター/ダイヤモンド&パール アルセウス 超克(ちょうこく)の時空へ』は、公開9日間で動員173万人、興収17億8,000万円。第3位の、織田裕二主演映画『アマルフィ 女神の報酬』は、同じ公開9日間で興収11億9,000万円。第4位の映画『ごくせん THE MOVIE』は公開16日間で17億5,000万円と、いずれも堅調な数字を記録した。


 第5位の映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』は、公開17日目の7月13日までに前作の映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』の最終興収20億円を突破し、現在30億円目前。公開スクリーン数で前作、今作がそれぞれ約85館、約120館と中規模公開を踏まえると、好記録を達成している。


公開9週目の『ROOKIES -卒業-』が、先週第7位から第6位に再浮上。公開58日目で興収80億円を突破している


 初登場作品では、映画『アイス・エイジ3 ティラノのおとしもの』が第10位にランクイン。アメリカでは初日興収で1,380万ドル(約13億2,000万円)を記録するなど大ヒットを飛ばしているが、日本では厳しいスタートを切った。ナマケモノのシド、マンモスのマニー、サーベルタイガーのディエゴの珍トリオの冒険を描く、世界的人気CGアニメシリーズ第3弾。日本語吹き替え版ではシドの声を爆笑問題の太田光、マニーを山寺宏一、ディエゴを竹中直人が務めている。


 次週は、ディズニーの最新アニメ映画『ボルト』、映画『時をかける少女』で話題を呼んだ細田守監督によるアニメ映画『サマーウォーズ』などが控えている。アニメ作品群VS.ハリポタの“興行ウォーズ”がヒートアップしそうだ。(ランキングなどは興行通信社調べ