eiga.com より(以下一部抜粋)


スティーブン・スピルバーグ監督が、スウェーデン生まれのアメリカ人ミステリー作家ドナルド・ハミルトンが生み出した、アメリカのスパイ、マット・ヘルムを主人公としたスパイアクションを映画化することになった、と米バラエティ誌が伝えた。


同誌によれば、映画は長年にわたって彼の映画スタジオ、ドリームワークスによって企画開発されてきたもので、このほど、彼の以前のパートナーだったパラマウント・ピクチャーズが映画化権を取得したという。


スピルバーグは監督するかどうか不明だが、プロデュースは行う見込み。「クイズ・ショウ」(94)と「フェイク」(97)で2度アカデミー脚本賞候補になり、人気TVシリーズ「Dr.HOUSE」のプロデューサーとしても知られるポール・アタナシオが先週から脚本のリライト作業に入ったという。


マット・ヘルムは、アメリカの架空スパイ組織「M機関」に属し、27作もの長編小説に登場するスパイ。1960年代には「アメリカのジェームズ・ボンド」として人気を博し、ディーン・マーティン主演で、「サイレンサー/沈黙部隊」「同/殺人部隊」「同/待伏部隊」「同/破壊部隊」(66~68)として映画化され、4作目「破壊部隊」では武術コーディネーターとしてブルース・リーが参加している


製作陣には「トランスフォーマー」(スピルバーグ製作総指揮)の脚本家コンビ、アレックス・カーツマンとロベルト・オーチーが加わる予定。スピルバーグはドリームワークスのステイシー・スナイダー会長と共に、ディズニーなどと新たなファイナンス契約を組んで取り組むという