シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)


>4日、六本木アカデミーヒルズにて、映画『SOUL RED 松田優作』の製作発表会見が行われ、作品の総監修を務める松田美由紀、河井真也(信哉)プロデューサーが出席した。


 今年11月6日に没後20年、9月21日に生誕60年を迎える現在もなお、根強い人気を誇る俳優・松田優作。その軌跡と影響力を各方面から見つめ直すプロジェクト「SOUL RED PROJECT」が今年の夏より始動する。トリビュートライブが行われたり、人気ファッションブランドによるイメージグッズの発売など音楽やファッション業界とのコラボのほか、出演DVDの発売や広告にも登場する予定。中でも同プロジェクトの目玉となるのが最初で最後の公式ドキュメンタリー映画『SOUL RED 松田優作』の製作だ。


 本作で総監修を務める妻の松田美由紀は「(没後)20年ということで一つの区切りとして作ろうと思った。かっこいいとはこういうことだ、という映画にしたい」と作品への意気込みを語った。優作の俳優としての魅力について「彼のアクション、セリフはうさんくさい部分が少ない。本質に触れる芝居をする。そこが多くの人に支持されているのでは」と分析した。


 現在芸能界で活躍している息子の松田龍平と松田翔太は本作に出演するかは今のところ未定だが、母親に「頑張って」とエールを送っているという。つい最近龍平に第1子が産まれ、祖母になった感想を聞かれると「うれしい。ありがたい」とにっこり。また、お父さんとなった龍平について「感情が新たに増えた。いいことだと思う。わたしのときよりずっとしっかりしていますよ!」とベタ褒めして、息子の成長ぶりに目を細めていた。


 『SOUL RED 松田優作』は、本人と親交が深かった映画監督や俳優たちへのインタビューや生前の貴重な映像を通して、松田優作の軌跡とその影響力を浮き彫りにするドキュメンタリー。


映画『SOUL RED 松田優作』は、11月6日より新宿ピカデリー、11月7日より丸の内ピカデリーほかにて全国公開