シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)
現在、日本をはじめ世界各国で大ヒットを記録している映画『ハリー・ポッターと謎のプリンス』にドラコ・マルフォイ役で出演しているトム・フェルトンが緊急来日し、撮影の舞台裏、さらには尊敬する女性についてまで語ってくれた。
シリーズを通して、悪役を演じたフェルトンは
「確かに今まで、ダニー(ハリーを演じるダニエル・ラドクリフ)のファンから、ハリーをいじめるなって手紙をたくさんもらったよ」
と振り返る。撮影現場に遊びに来た子どもたちが自分のことを素通りしたり、手を差し伸べても握手もしてくれなかったりと悪役ならではの逆境(!?)も経験したが、
「それは僕がドラコに成り切っている証拠だからね」
と俳優として、むしろ歓迎すべきことだと思っているそうだ。
本作では主人公ハリーをはじめ、同級生たちがロマンスの花を咲かせるのも見どころだが、邪悪な使命を背負わされたドラコには無縁な話。実際に、撮影中のトムも少々寂しい思いをしたそうだが、
「でも、ダニーに聞いたら、キスシーンは緊張して、ぎこちなかったんだって。だから正直ホッとしている。キスはオフスクリーン(実生活)に取っておくよ」
とのこと。
そこで『ハリー・ポッター』シリーズに登場する女性キャラクターの中で、誰がタイプか聞いてみたが、何と取材部屋には、現在、トムと交際中だという彼女が居合わせていた! 一瞬、緊張が走ったが、トムは
「ちょっと答えにくいけど……タイプというより、同じ俳優として、魔女のベアトリックスを演じるヘレナ・ボナム=カーターを尊敬しているんだ。自分の世界観をしっかり持ち、人間的で謙虚なところが魅力的だよ」と答えてくれた。
シリーズ全作に出演し、俳優としてプロフェッショナルな姿勢を学んだというトムは、現在公開中の『ハリー・ポッターと謎のプリンス』で裏の主人公ともいうべき存在感を発揮。
「いろいろな切り口で、ドラコという人物の怖さや弱さを表現できたと思う。最終章を前にしたこの作品を、ぜひ楽しんでほしいな」
と力強くアピール姿が印象的だった。