シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)


先日、『エイリアン』シリーズ5作目でメガホンを取ることが正式に発表されたリドリー・スコット監督が、古典的SF小説を映画化することが明らかになった。


 ハリウッド・レポーター紙のブログ版が伝えたところによると、ユニヴァーサル・ピクチャーズがオルダス・ハクスリーが1932年に発表したSF小説「すばらしい新世界」を映画化するとのこと。映画は、リドリー・スコットとレオナルド・ディカプリオがプロデュースし、リドリー監督がメガホンを取る見込みで、主演候補にはレオナルドが予定されている。映画の脚本は『アポカリプト』のファラド・サフィニアが執筆する予定だ。


 小説「すばらしい新世界」は、階級ごとに体格も知能も受精卵の段階で決められ、完全に制御された恐るべき逆ユートピアの姿を描いたSF小説で、発表されてから70年以上経った現在でも色あせず、恐怖さえ覚える古典的名作だ。リドリー監督がSF小説を映画化するのは、フィリップ・K・ディックのSF小説「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」を映画化した1982年の傑作『ブレードランナー』以来で期待が集まっている。また、レオナルドとリドリー監督がコンビを組むのは『ワールド・オブ・ライズ』に続いて2度目となる。新作映画『ザ・ロウ・ドゥエラー』(原題)でも、レオナルドとリドリー監督は共同でプロデュースしており、同作は刑務所から出所した男が社会に順応しようとする様を描くスリラーで、『ヒストリー・オブ・バイオレンス』や『ノーカントリー』を彷彿させるような物語といわれており、主演候補にはレオナルドが挙がっている