シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)
日本ではすでに大成功を収めている話題の宮崎アニメ映画『崖の上のポニョ』がディズニー/ブエナビスタ配給のもと、8月14日金曜日に全米公開された。なお週末のボックスオフィスの成績は927館で公開し、何とベスト10入りの9位に輝いた。
最終的な総合ボックスオフィスの売り上げは米西海岸時間月曜日午後にならないとまとまらないものの、新作の明暗を分けるといわれている封切ウイークエンドの現時点において、『崖の上のポニョ』は、業界内外ですでに大きな話題となっている。
宮崎駿の劇場アニメ10作目にあたる同作品は、著名な米国映画評論家たちからも高い評価を受けており、アメリカの大手インターネット映画サイトでは80パーセント~95パーセントという高い支持率を得ている。
夏休みも終盤を迎え3Dを駆使したアニメ大作に飽き飽きしている子どもたちや一般映画ファンが昔ながらの手描きを駆使し、心温まるストーリーを誇る宮崎アニメに足を運ぶ可能性は大と見て間違えない。
ディズニー/ブエナビスタが発表している週末興行成績予報によると、『崖の上のポニョ』の封切ウイークエンドの売り上げは推定351万ドル(3億3,254円)となっている。
『崖の上のポニョ』は、米国テレビCMやインターネット・雑誌などでの扱いも以前の宮崎アニメ作品に比べてかなりの露出度を示しており、一般米国映画ファンの間でのポニョの知名度は今までの宮崎アニメのなかでもかなり上であると言ってよい。
どんなに素晴らしい映画でも、とにかく人に見てもらわなければ評価も上がらない。『崖の上のポニョ』の全米公開がそのきっかけになるのは確実だろう。同作品の米国での奮闘が楽しみだ。