アジア初の本格ウエスタンとして話題の映画『グッド・バッド・ウィアード』で鍛え上げた筋肉を披露したイ・ビョンホンが、肉体美を作り上げる秘けつや神秘のベールに包まれたプライベートを明かしてくれた。
韓国のキム・ジウン監督が往年のマカロニ・ウエスタンにインスパイアされて製作した『グッド・バッド・ウィアード』で、狂気すら感じさせる残忍な ギャングのボスを熱演したイ・ビョンホン。これまでもさまざまな作品で鍛え上げた肉体をさらけ出し、女性ファンの熱い視線と男性ファンの憧れの眼差しを一 身に集めてきたビョンホンだが、本作でもため息モノの肉体美を惜しげもなく披露している。さぞかし過酷なトレーニングを重ねているのかと思いきや、
「運動 は家でやっていますが、体を動かすのは普通の人と同じ程度で、特別なことをしているわけではないんです」
と意外なほど謙虚な答えが返ってきた。
非情な悪役にチャレンジした本作で、より役に近づくために体を絞り込んだというビョンホンは、
「外見を変えるというのは、演技をすることに比べれ ば大したことではありません。役になりきることのほうがずっと苦しいですね」
とキッパリ言い切る。撮影中も食事制限をしていたため、ロケ地の中国では韓国 から持参した缶詰を食べていたそうで、
「現地のおいしい中華料理を口にすることができなかったのが残念です(笑)」
と、ちゃめっ気たっぷりに撮影のエピ ソードを語った。日々のトレーニングはもちろんのこと、ストイックなまでに役作りに取り組む飽くなき役者魂が、強靭な肉体を作り上げる秘けつなのかもしれ ない。
そんなビョンホンに、自宅ではどんな風に過ごしているのか聞いてみたところ、
「緑に囲まれた一軒家に住んでいるので、庭でバーベキューをして食べ たり、母や妹と一緒にワインを飲んだりしています」
と普段ののんびりとした暮らしぶりを告白。ちなみに、家族の前では仕事の話を一切しないそうだ。鋭い眼 光を放ち、鮮やかなガンさばきで相手を撃ち殺す本作のビョンホンを観ながら、自宅でワインを片手に家族とくつろぐ真逆のビョンホンを想像してみるのも面白 そうだ。