>韓国を代表するチョン・ウソン、イ・ビョンホン、ソン・ガンホという3人の俳優が、それぞれグッド(良いヤツ)、バッド(悪いヤツ)、ウィアード (変なヤツ)に扮し、あるお宝をめぐって銃撃戦を繰り広げる、いわば韓国版ウエスタン『グッド・バッド・ウィアード』が公開中だ。
先日、プロモーションで来日したイ・ビョンホンとチョン・ウソンにインタビューを敢行! 本作で冷酷なギャングのボス、チャンイを演じたイ・ビョン ホンは
「馬に乗ること自体が初めて」
だったそうで、
「馬に乗りながら銃を撃ち、馬が走るすぐそばで爆弾が爆発する──その中で演技することがチャレンジン グでした」
と語った。こうしたCGを使わないリアルなアクションも見どころのひとつだ。
一方、ドウォン役のチョン・ウソンは、西部劇さながらの衣装を身にまとい、ライフルとショットガンをぶっ放す賞金ハンター役。
「違和感なく衣装を着こなすことが挑戦だった」
と言うが、違和感どころかかなり似合っている!
そして、アクションシーンについては、ウソンが
「後半に登場する大平原での追撃シーンは、映画史に残るアクションになっています。スピード感があっ て、スペクタクルで、しかもリアルなんです」
と語るように、盗賊、蒸気機関車、遊郭といった1930年代の多国籍文化が混じり合った舞台で暴れるグッド、 バッド、ウィアード、3人の男たちがたまらなくかっこいい。
「シナリオを読んだときから3人のバランスがとてもいいもので感心しました」
とウソンが話すように、キム・ジウン監督の手腕もたいしたものだ。そし て、ビョンホンの
「自分たちに与えられた役を忠実に演じる。そうすることで、キャラクターそれぞれの個性、3人の調和が生まれると思いました」
という言葉 からも監督への確かな信頼が伺える。
また、『夕陽のガンマン』(65)のオマージュだと監督は明かしているが、
「敢えて見直すことはしなかった」
とビョンホン。
「男の子にとって西部劇 はある種のロマンですからね。『夕陽のガンマン』も何度となく見ています。撮影に入る前にもう一度見てみようか? とも思いましたが、役作りの妨げになる かもしれないと思い、やめました」。
チョン・ウソンも同意見で、加えて
「子供の頃テレビで西部劇を見ながら、欧米の人たちなのに“この人たち、韓国語を話 している!”って思っていました(笑)」
と、微笑ましい思い出を語ってくれた。
間違いなくおもしろいです!