シネマトゥデイ(以下一部抜粋)

マイケルさんは精子の数を増やす手術を受けていたとBANG Media Internationalが報じた。マイケルさんは子どものころ父ジョー・ジャクソンさんによる性器への暴力の繰り返しで、子どもを作る能力を失ってし まっていたというのだ。

 マイケルさんの主治医であったアーノルド・クライン医師の元恋人は、「マイケルはアーノルドに睾丸が大きくなってしまっていて、いつも痛いと言ってい た。マイケルにはもう子どもを作る能力がなかった」と語っている。ゴシップ・ブロガーのペレズ・ヒルトンは「マイケルはリサ・マリー・プレスリーと結婚し ていたころ、父親から受けた傷のために医者に通っていた。手術はひどい痛みを伴った上に、成功もしなかった。マイケルは誰の父親にもなれなかった」とブロ グに書いている。

 マイケルの死については、ロサンゼルス市警がマイケルの専属医師コンラッド・マーレイを捜査中であるが、マイケルにむやみに薬を与えたほかの医師につい ても、いつ捜査を開始してもおかしくはない。もしこのこの手術が本当に行われていたとしたら、マイケルの死期を早める一因だったのかもしれな い。(BANG Media International



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子どもの頃のマイケルの映像を見るたび、そのボーイソプラノがあまりに素晴らしいので、彼で稼いでいる周囲の大人達は彼の声変わりの日が来るのを何より恐れていただろうなと思っていました。何か手段があるものなら、変声期が来るのを少しでも先延ばしさせようと、それこそどんな手でもつかっただろうな、と。

まさか中世のカストラートのように外科手術で……ということはあるまいと思っていたけれど、父親の暴力というのが或いは彼の性的成熟を阻害するのが目的で行われていたとしたら――マイケルが父親と絶縁するのも当然かもしれません。

子どもらしい子ども時代を奪われ、さらに成熟した男性としての暮らしをも奪われていたマイケル。芸術の神ミューズに愛され、彼女に身を捧ぐというのは、それほどの犠牲を必要とするものなのでしょうか。

上記のニュースの真偽の程は定かではありませんが、もはや心ないゴシップで心を痛めることのない世界へ旅だったマイケルが安らかな眠りについたままであることを祈ります。彼の魂よ、安かれ。