TOLニュースより(以下一部抜粋)
>『アメリカン・グラフィティ』に『スター・ウォーズ』シリーズ、そして昨年復活を遂げた『インディ・ジョーンズ』シリーズと、数え切れないほどのヒット映 画に出演してきたハリソン・フォード。そんな彼にとって、デビュー以来、初めてメジャースタジオ以外の出演作となったのが、まもなく公開を迎える『正義の ゆくえ I.C.E.特別捜査官』である。彼が演じたのは、国境近くの街で働く移民局I.C.Eのベテラン捜査官。これまで演じてきたものとは違った今回 の役柄、そして作品についてハリソンが口を開いた。
密入国者や不法労働者の捜査を職務とするマックス・ブローガンという男について、ハリソンはこう説明する。
「彼 は、ちょっとくたびれた感じの男というのかな。プライベートでは離婚を経験して、さらに一人娘との関係も疎遠になっている。仕事の上でも、昔気質でルール よりも感情で動いてしまうところがあって、新米刑事や同僚とぶつかることも多い。自分の周りの人たちと、どうにもうまくなじめなくなっているんだ」。
正 義感が強く、移民に対し同情的なマックスの視点を通して、アメリカが抱える移民問題、人種問題を鋭く描き出す本作。ハリソンは
「アメリカの移民問題に関し て、私たちは狭い考え方で捉えがちだ。だが実際は、いくつもの国と様々な人種が絡んだ複雑な問題なんだ」
と広い視点でこの問題を考えることを提起する。
本作は、決して潤沢な資金に支えられて製作されたわけではない。撮影チームの指揮を執ったウェイン・クラマー監督について、ハリソンの評価は?
「ウェ インは非常に明確な映像プランの持ち主だね。あらかじめ全シーンの絵コンテを用意しているんだ。あそこまで綿密なプランを持った監督には、いままで出会っ たことがないよ。ただそれだけじゃなくて、撮影現場では周囲の意見を聞く余裕をちゃんと持ち合わせている。一緒に仕事をする上で、本当にありがたい存在 だ」
と20以上も歳の離れた新鋭監督に最大限の称賛を贈る。
そして、自身の代表作『インディ・ジョーンズ』を引き合いに出しながら、この作品に出演した喜びを素直にこう表現する。
「『正 義のゆくえ』と『インディ・ジョーンズ』シリーズほど、かけ離れた作品はないよ。全く異なるタイプの作品に出演して、自分が演じる役にいままでとは違う新 たな可能性を得ることができたのは、素晴らしいことだと思う。客層の幅も広がるしね。俳優として様々な役を演じることができるのは最大の喜びだし、そんな 機会を与えてもらったことに、感謝の気持ちでいっぱいだよ」。
どんなに稼いでも、どんなに名声を得ても、今年で67歳を迎えようとも、この男の挑戦は終わらない。ハン・ソロ(『スター・ウォーズ』シリーズ)やインディを演じた頃と同じ瞳で彼は走り続ける――。
>『アメリカン・グラフィティ』に『スター・ウォーズ』シリーズ、そして昨年復活を遂げた『インディ・ジョーンズ』シリーズと、数え切れないほどのヒット映 画に出演してきたハリソン・フォード。そんな彼にとって、デビュー以来、初めてメジャースタジオ以外の出演作となったのが、まもなく公開を迎える『正義の ゆくえ I.C.E.特別捜査官』である。彼が演じたのは、国境近くの街で働く移民局I.C.Eのベテラン捜査官。これまで演じてきたものとは違った今回 の役柄、そして作品についてハリソンが口を開いた。
密入国者や不法労働者の捜査を職務とするマックス・ブローガンという男について、ハリソンはこう説明する。
「彼 は、ちょっとくたびれた感じの男というのかな。プライベートでは離婚を経験して、さらに一人娘との関係も疎遠になっている。仕事の上でも、昔気質でルール よりも感情で動いてしまうところがあって、新米刑事や同僚とぶつかることも多い。自分の周りの人たちと、どうにもうまくなじめなくなっているんだ」。
正 義感が強く、移民に対し同情的なマックスの視点を通して、アメリカが抱える移民問題、人種問題を鋭く描き出す本作。ハリソンは
「アメリカの移民問題に関し て、私たちは狭い考え方で捉えがちだ。だが実際は、いくつもの国と様々な人種が絡んだ複雑な問題なんだ」
と広い視点でこの問題を考えることを提起する。
本作は、決して潤沢な資金に支えられて製作されたわけではない。撮影チームの指揮を執ったウェイン・クラマー監督について、ハリソンの評価は?
「ウェ インは非常に明確な映像プランの持ち主だね。あらかじめ全シーンの絵コンテを用意しているんだ。あそこまで綿密なプランを持った監督には、いままで出会っ たことがないよ。ただそれだけじゃなくて、撮影現場では周囲の意見を聞く余裕をちゃんと持ち合わせている。一緒に仕事をする上で、本当にありがたい存在 だ」
と20以上も歳の離れた新鋭監督に最大限の称賛を贈る。
そして、自身の代表作『インディ・ジョーンズ』を引き合いに出しながら、この作品に出演した喜びを素直にこう表現する。
「『正 義のゆくえ』と『インディ・ジョーンズ』シリーズほど、かけ離れた作品はないよ。全く異なるタイプの作品に出演して、自分が演じる役にいままでとは違う新 たな可能性を得ることができたのは、素晴らしいことだと思う。客層の幅も広がるしね。俳優として様々な役を演じることができるのは最大の喜びだし、そんな 機会を与えてもらったことに、感謝の気持ちでいっぱいだよ」。
どんなに稼いでも、どんなに名声を得ても、今年で67歳を迎えようとも、この男の挑戦は終わらない。ハン・ソロ(『スター・ウォーズ』シリーズ)やインディを演じた頃と同じ瞳で彼は走り続ける――。