eiga.com より(以下一部抜粋)

>6月に急逝したマイケル・ジャクソンさんが、ロンドン公演 に向けて死の数日前まで行っていたリハーサル模様を収録した、ケニー・オルテガ監督の音楽ドキュメンタリー映画「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」が、10月28日よりいよいよ全世界同時公開される。作品の評価も上々で、アカデミー賞の期待もささやかれ始めた。

しかし、米ロサンゼルス・タイムズ紙によると、もしもアカデミー長編ドキュメンタリー賞でノミネートされる場合、今年度は08年9月1日から09年 8月31日までに全米で上映されていることが条件。また、映画作家が映画祭に出品して本公開が延びた場合、09年9月30日までの1カ月間だけ猶与期間が あるが、同作は今年のデッドラインを過ぎてしまっており、ノミネートの資格がないことが分かった。


コンサート映画とアカデミー賞といえば、マイケル・ウォドレー監督、マーティン・スコセッシ編集の「ウッドストック」(70)が長編ドキュメンタ リー賞を受賞したことはあるが、ザ・バンドの解散コンサートを描いた、マーティン・スコセッシ監督、セルマ・スクーンメイカー編集の「ラスト・ワル ツ」(78)はノミネートから漏れており、この手のジャンルとオスカーの相性はあまり良くない。


全米配給するソニー・ピクチャーズは故人となったマイケルさんのために、長編ドキュメンタリー賞以外の音響賞や編集賞でのノミネートを目論んでいる という。アカデミー本部のサミュエル・ゴールドウィン・シアターにて11月1日の午後2時より会員に向けた同作の試写会が行われる。


なお、今年から作品賞はノミネート枠が10本に増枠されているため、ひょっとしたら作品賞にノミネートされるかもしれない。