シネマトゥデイより(以下一部抜粋)

アメリカのフォーブス誌が発表したコストパフォーマンスのいい女優の第1位に、ナオミ・ワッツが選ばれた。
 『イースタン・プロミス』

Who killed Cock Robin?
(主演はヴィゴ・モーテンセン)


「キングコング」『ザ・リング』などで知られるナオミは、過去3作品に支払われた出演料1ドルごとに44ドルの興行成績を残している。こ のリストは高額なギャラをもらう女優よりも、比較的低いギャラで出演を承諾する女優がランクインすることが多い。

2位のジェニファー・コネリーは1ドルご とに41ドル、3位のレイチェル・マクアダムスは1ドルごとに30ドルの収益をもたらしている。4位以下は次のとおり。

4位 ナタリー・ポートマン
5位 メリル・ストリープ
6位 ジェニファー・アニストン
7位 ハル・ベリー、ケイト・ブランシェット、アン・ハサウェイ、ヒラリー・スワンク




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同様の結果をマット・デイモンが出した時には「最もコストパフォーマンスが高い俳優」ではなく、「1ドルあたりの収益が最も高かった俳優」などと言われて持ち上げられていた様な気がしますが。

同じ事なんですが、「コストパフォーマンスが高い」と言われると車だと「低燃費」が売りみたいに聞こえてますが、「1ドルあたりの収益が高い」だとこれが「高性能」で「非常に役に立つ」といった具合に響くのは何故でしょう。

ってゆーか、この記事のナオミ・ワッツに対する書き方には非常に失礼なものを感じるんですが。
ナオミは「21g」ではアカデミー主演女優賞にノミネートされている名優だし、「マルホランド・ドライブ」のあとは次々に映画に出演している売れっ子ですが。

第一
こ のリストは高額なギャラをもらう女優よりも、比較的低いギャラで出演を承諾する女優がランクインすることが多い
のは男優でも同じ事でしょ?
私を含めたマット・デイモンのファンは、彼がこの件で一位に輝いた時に「彼は一体どれだけ低いギャラでボーンを引き受けたんだ」と冗談半分で(つまり本気半分)笑ったものよ。

それはとりもなおさず高額なギャラで俳優を起用しても大ヒットにはつながらないということを端的に示しているのではないかしら? 

そもそもこんな計算にはほとんど何の意味もないじゃんと思う今日この頃。そんな計算する暇あるなら、インディペンデンス映画の一本も見ろってんだ。おお、そういえば「ジュノ」のエレン・ペイジが入ってないのは日本じゃヒットしなかったからだろーか。この映画もサプライズ・ヒットだったんだけどね。