Yahoo!ニュース
より(以下一部抜粋)
韓流スターの先駆け的存在のヨン様こと韓国俳優のペ・ヨンジュン(37)が、9月下旬に来日した。滞在中、声優を務めたアニメ版「冬のソナタ」のPRイベ ントなどに登場したが、行く先々で熱心なファンが殺到。「冬ソナ」ブームから5年が過ぎてもなお、ヨン様人気が健在であることを見せつけた。
ヨン様は、まるで台風のようにあっという間に過ぎ去っていった。9月27日に成田空港に降り立ったヨン様は、29日に「冬ソナ」で共演したジウ姫こと女 優のチェ・ジウとアニメ版「冬のソナタ」の完成披露イベントに参加。30日には自著の出版イベント、さらに10月1日にはアジア専門チャンネル 「DATV」の開局セレモニーと多忙なスケジュールをこなし、2日、体調悪化で急遽(きゅうきょ)、帰国の途についた。
その間、どこにでも熱心なファンが押し寄せた。来日時の成田空港は、徹夜組を含む1500人以上が駆けつけ、パニック寸前に。29日夜に東京ドームで行 われたアニメのイベントにはファン約4万5000人が集まり、チェ・ジウとのツーショットで現れると悲鳴に近い歓声に包まれた。
千葉県の会社員、菅谷みゆきさん(51)は、平成15年の「冬ソナ」放送後からヨン様のとりこになった一人。ドラマが終了しても変わらずファンを続けて いるのは、外見だけなく内面にもひかれるからだ。「時間がたてば誰しも欠点が見えてくるけれど、嫌なところが出てこない。100%受け入れることができ る」と言う。
群馬県の無職、高瀬敏子さん(66)も「他のスターとは違う。すべてに最善を尽くして生きようとしている姿勢がとても好きなんです」。また岐阜県の主 婦、小木曽啓子さん(49)は「容姿や雰囲気から入ったけど、誠実に家族(ファン)を大切する姿を見るうちに、人間ぺ・ヨンジュンが好きになりました」と 熱く語る。
ヨン様を一躍、時の人にした「冬のソナタ」は、15年にNHKBS2、16年にNHK総合で放送されると中年女性を中心にジワジワと人気を獲得。ペは「ほほ笑みの貴公子」と呼ばれ、日本中に「ヨン様フィーバー」を巻き起こした。
雑誌「韓流ぴあ」の田中英樹編集長によれば、これ以降、韓国の俳優に注目する日本女性が急増。恋愛ドラマだけでなくコメディーや時代劇も一般に広く見られるようになり、韓流ブームが到来した。
今では韓国スターの裾野は細分化し、ファンが熱を上げるスターもさまざまだが、ヨン様人気が不変であることが明らかとなったのが今回の来日だった。
この圧倒的な人気について田中編集長は「『冬ソナ』のDVDボックスの売り上げ、放送回数は、他の韓流ドラマが抜くことができないほどのすごい数字。 ペ・ヨンジュンの存在も韓流スターたちの中では別格で、ドラマで見せた真摯(しんし)なイメージはファンにとっては永遠なのです」と話す。
「『冬のソナタ』をもっと楽しむ本」などの著書がある市吉則浩さんは「ファンを『家族』と呼び、イベントの最後には家族との別れを惜しんでステージを 行ったり来たりしたり、家族と離れたくないと涙を流したりする姿に、ファンは『純粋。心がキレイ』と感激する。そこまでのパフォーマンスを見せる俳優はい ないし、ドラマで見せた素朴なイメージを崩さないでいることも人気が落ちない理由では」と分析している。(三宅陽子)
韓流スターの先駆け的存在のヨン様こと韓国俳優のペ・ヨンジュン(37)が、9月下旬に来日した。滞在中、声優を務めたアニメ版「冬のソナタ」のPRイベ ントなどに登場したが、行く先々で熱心なファンが殺到。「冬ソナ」ブームから5年が過ぎてもなお、ヨン様人気が健在であることを見せつけた。
ヨン様は、まるで台風のようにあっという間に過ぎ去っていった。9月27日に成田空港に降り立ったヨン様は、29日に「冬ソナ」で共演したジウ姫こと女 優のチェ・ジウとアニメ版「冬のソナタ」の完成披露イベントに参加。30日には自著の出版イベント、さらに10月1日にはアジア専門チャンネル 「DATV」の開局セレモニーと多忙なスケジュールをこなし、2日、体調悪化で急遽(きゅうきょ)、帰国の途についた。
その間、どこにでも熱心なファンが押し寄せた。来日時の成田空港は、徹夜組を含む1500人以上が駆けつけ、パニック寸前に。29日夜に東京ドームで行 われたアニメのイベントにはファン約4万5000人が集まり、チェ・ジウとのツーショットで現れると悲鳴に近い歓声に包まれた。
千葉県の会社員、菅谷みゆきさん(51)は、平成15年の「冬ソナ」放送後からヨン様のとりこになった一人。ドラマが終了しても変わらずファンを続けて いるのは、外見だけなく内面にもひかれるからだ。「時間がたてば誰しも欠点が見えてくるけれど、嫌なところが出てこない。100%受け入れることができ る」と言う。
群馬県の無職、高瀬敏子さん(66)も「他のスターとは違う。すべてに最善を尽くして生きようとしている姿勢がとても好きなんです」。また岐阜県の主 婦、小木曽啓子さん(49)は「容姿や雰囲気から入ったけど、誠実に家族(ファン)を大切する姿を見るうちに、人間ぺ・ヨンジュンが好きになりました」と 熱く語る。
ヨン様を一躍、時の人にした「冬のソナタ」は、15年にNHKBS2、16年にNHK総合で放送されると中年女性を中心にジワジワと人気を獲得。ペは「ほほ笑みの貴公子」と呼ばれ、日本中に「ヨン様フィーバー」を巻き起こした。
雑誌「韓流ぴあ」の田中英樹編集長によれば、これ以降、韓国の俳優に注目する日本女性が急増。恋愛ドラマだけでなくコメディーや時代劇も一般に広く見られるようになり、韓流ブームが到来した。
今では韓国スターの裾野は細分化し、ファンが熱を上げるスターもさまざまだが、ヨン様人気が不変であることが明らかとなったのが今回の来日だった。
この圧倒的な人気について田中編集長は「『冬ソナ』のDVDボックスの売り上げ、放送回数は、他の韓流ドラマが抜くことができないほどのすごい数字。 ペ・ヨンジュンの存在も韓流スターたちの中では別格で、ドラマで見せた真摯(しんし)なイメージはファンにとっては永遠なのです」と話す。
「『冬のソナタ』をもっと楽しむ本」などの著書がある市吉則浩さんは「ファンを『家族』と呼び、イベントの最後には家族との別れを惜しんでステージを 行ったり来たりしたり、家族と離れたくないと涙を流したりする姿に、ファンは『純粋。心がキレイ』と感激する。そこまでのパフォーマンスを見せる俳優はい ないし、ドラマで見せた素朴なイメージを崩さないでいることも人気が落ちない理由では」と分析している。(三宅陽子)