シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)

>ジグソウを演じ、映画『ソウ』シリーズでホラーアイコンとなったトビン・ベルが、最新作映画『ソウ6』のことや、こ れまでの思いを語った。俳優として数多くの作品に出演してきたトビンだが、当たり役ともいえるジグソウは自分の役者としての意見がきちんと反映されたキャ ラクターだという。

 「昔、映画『ザ・シークレット・サービス』に出演したとき、クリント・イーストウッドとの場面で僕はセリフを一言変えたくなった。それでウォルフ ガング・ペーターゼン監督に言いにいった。そうしたらそれが大変な議論になってね!」とトビン。だがトビンいわく「舞台のように自由な現場」であったとい う本シリーズでは、自分の意見を反映させつつ、ジグソウというキャラクターを作り上げることができた。伸び伸びと演じたからこそ、本シリーズおよび、ジグ ソウというキャラクターはここまで成長したのだ。


 日本でついに劇場公開される『ソウ6』の監督は、シリーズ1作目から編集マンとして参加していたケヴィン・グルタート。シリーズ誕生を支えたス タッフであるケヴィン監督については「彼は映画をよく理解しているし、頭がとてもいいんだ。役者から演技を引き出すのがうまい!」と絶賛する。確かにケ ヴィン監督はシリーズを理解しているかもしれない。しかし彼よりも作品を理解し、すべてを把握しているのはほかでもない、ジグソウを演じているトビン本人 ではないだろうか?


 今後シリーズの監督に挑戦する気はないのかと尋ねると「みんなにそれを聞かれるよ。だが、それをするにはあまりの仕事量だろう? 役者は現場に来 て、自分のシーンを演じて終わり。でも監督はいつ休むの? 休みがあっても役者やスタッフたちから襲われるだろう?」とそう簡単にはいかない様子だ。しか しトビンは続けて「でもそれについては冗談で言っている面もあるかな。真実、僕はこのシリーズを一本でいいから監督してみたいと思うんだよ」と本音を明か す。すでに『ソウ7』の制作も決定しているようで、今後シリーズがうまくいけば、ジグソウ監督誕生も実現する!?