今年デビュー25周年を迎えた吉川晃司がNHKホールでコンサート中、突然仮面ライダースカルに変身して熱唱、約 3,500人のファンのドギモを抜いた。なぜ、仮面ライダーなのかというと、吉川は12月12日(土)公開の映画『仮面ライダー×仮面ライダーW&ディケ イドMOVIE大戦2010』にゲスト出演しているからだ。
吉川の役どころは、「仮面ライダーW」の主人公・左翔太郎(桐山蓮)が憧れるハードボイルド名探偵であり、仮面ライダースカルへと変身する鳴海荘吉という、「仮面ライダーW」誕生の鍵を握る重要な人物だ。
11月6日、NHKホールにて約3,500人のファンを前に熱唱する吉川の熱狂のコンサートが終わりを迎えようとしたとき、場内からアンコールの 大合唱。すると、会場が暗転し、ステージ中央のスクリーンにいきなり、吉川が演じる仮面ライダースカルのシーンが映し出される。そして、そのスクリーンの 下から、今回、彼が変身する仮面ライダースカルがイスに座って登場。なんとそのまま仮面ライダースカルが、まさかの熱唱を始める。
さらに暗転すると仮面ライダースカルが吉川へと変わる! そのまま、吉川が続きを熱唱し曲が終了。ここで、吉川が、今回の映画で弟子にあたる仮面 ライダーWをステージへ呼び込み、彼の代名詞でもあるシンバルキックをWに要求するというムチャぶりをするも、Wは全力で師匠・吉川の前でシンバルライ ダーキックを披露してみせた。
自身も大のライダーファンだという吉川は、この不思議なアーティスト吉川&仮面ライダー吉川のダブル吉川共演について、「子どものころから、仮面 ライダーが好き。仮面ライダーの代名詞はライダーキック。一度、一緒にシンバルキックをしてみたかった。夢のようだ。コンサートで共演できて、うれしく思 う。(弟子である)仮面ライダーWのシンバルキックはまだまだ。修行が必要だ」と弟子にダメだしするも、大歓声に沸く観客に満足気な表情を見せた吉川だっ た。
映画『仮面ライダー×仮面ライダーW&ディケイドMOVIE大戦2010』は12月12日全国公開