シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)

 11月10日、エアロスミスから脱退と報じられていたボーカルのスティーヴン・タイラーが、ニューヨークのフィルモ アで開かれたバンドメンバー、ジョー・ペリーのソロライブに飛び入り参加し、「おれはただニューヨークに知ってもらいたいんだ。おれはエアロスミスを脱退 しない」と宣言した。

 しかし、このスティーヴンの発言に一番驚かされたのはファンではなく、ステージに立っていたジョー・ペリーだったようだ。ジョーはこの出来事の後 でインタビューに答えているが、この出来事が起こる前の「2日前と何も変わっていない」とも話していて、「問題はまだうやむやのまま」らしい。


 そもそも、スティーヴン・タイラーの脱退騒動は、スティーヴンがイギリスのクラシック・ロック誌に「次のプロジェクトはスティーヴン・タイラーに 関する何かだ。自分自身のブランドで仕事をする。『ブランド・タイラー』だ」と語ったことに端を発していた。それを知った、ジョーが「スティーヴン・タイ ラーはエアロスミスを脱退した」とラスベガス・サン紙語った後に、ツイッターに「エアロスミスは解散しない」「エアロスミスは前向きに一緒に働いてくれる シンガーを探している」とコメント、この間に二人での話し合いはもたれておらず、お互いが勝手に宣言しており二人の確執は深まっていった。


 ジョーのライブのアンコールで登場したスティーヴンは、エアロスミスの楽曲「Walk This Way」を熱唱し、「疾風のように現れて、疾風のように去っていった」という。しかし、今はなによりもスティーヴンとジョーが仲直りすることが先決だろ う。スティーヴンがいないエアロスミスは、きっとファンには考えられない。