eiga.com より(以下一部抜粋)
[文化通信.com] 今年も残り2カ月を切った映画界だが、全体の興行収入的には今のとこ ろ、昨年を若干凌ぐペースで推移している。前半はかなり昨年を上回ったものの、後半に失速気味となり、昨年に近い状況になってきた。邦画と洋画を見ると、 邦画の優位は昨年と同じ。12月に入ってからの正月興行の成績によって数字は微妙な推移となろうが、今段階では、年間を通しても邦画が洋画の興収シェアを 上回る可能性が高い。
作品別の興収を見ると、邦画は「おくりびと 」を入れて、30億円以上が何と12本になっている。これは、今のところ昨年より1本多い。洋画は5本で、昨年より1本少ない。ヒット作の数の上では、圧倒的に邦画の優位が顕著なのがわかる。現在上映中の作品では、邦画の「沈まぬ太陽 」と洋画の「マイケル・ジャクソン THIS IS IT 」の2本が30億円超えの可能性が高く、邦画は30億円を突破する作品が過去もっとも多くなるとみられる。洋画は、「マイケル・ジャクソン ~」の大ヒットが発奮材料となって、この勢いを大作が揃う正月興行につなげていきたいところだ。