「笑う警官」公式サイト

そうとは知らずに見にいって、思いがけなく大好きな俳優さんのカメオ出演に遭遇した時って異様に興奮しますよね♪(←つまらんことで無闇に人様の同意を求めないように)


「笑う警官」を見ていて私の興奮が極致に達したのって、まさに松山君が出てきた瞬間でしたわ。

「カイジ/人生逆転ゲーム」(こちらは友情出演)でもそうだったんですが、松山君はどんなに容姿を変えていても一言喋った瞬間にその声で彼だと分かります。

それは彼の声そのものに特徴があるからというより、声にこめられている演技力が際だっているからなんですよね。彼一人だけ、演技の質が違う。群を抜いていると言ってもいいでしょう。他の俳優さんが懸命に「演技」をしている中で、彼だけが「自然」なのです。どんな役であれ、その役になりきっている。それが主役の「カムイ外伝」であれ友情出演の「カイジ」であれカメオ出演の「笑う警官」であれ、松山ケンイチのスタンスは変わらない。希有な役者さんですね。


「笑う警官」で演技をしている他の役者さん達もみなすぐれた演技力を備えていると思うのですが、どうもこの映画の中では一つの様式にあてはまるようにカチンコチンに固まった演技をしていたようにしか見えなかったんですよ。

そんなガチガチに凝り固められたような世界観が、松山君が喋っている時だけとても自然なものになり、空気が再び通い出したような自由な感覚さえ生まれるんですよね。どうしてこんなに自然体でいられるんだろうと思います、役柄が不自然そのものなだけに、余計に。


「笑う警官」には松雪泰子さんも出てて、そういえばこの二人って「デトロイト・メタル・シティ」で共演した仲(?)だったわよね、と映画を見終わってからようやく思い当たったりして。どちらも「DMC」とはあまりにかけ離れたイメージでしたから。あたしゃ松雪さんは「DMC」の女社長役が一番好きだな~。


しかし松山君もたくさん映画出てますね。
「笑う警官」の時は「カムイ」でケガをして脚が悪い時だったのかな?
脚が動かない演技が演技に見えなかったから。
恐らくアドリブと思われるセリフもそんな感じだったし♪
「笑う警官」の中で唯一生きてるセリフでしたよ。