ピーター・ジャクソン監督、観客の要望で暴力シーン増やす

シネマトゥデイ より（以下一部抜粋）

　ピーター・ジャクソン監督が現在取り組んでいる　新作映画『ラブリーボーン』で、試写を行った後に観客からの要望で暴力的なシーンを増やすことになったと明かした。

　この映画は、アリス・シーボルトの同名ベストセラー小説を映画化した作品で、マーク・ウォールバーグ、レイチェル・ワイズらが出演。殺害された 14歳の少女の家族が犯人に迫っていく様子を、天国からの少女の視点で描くもの。ジャクソン監督はロイター通信のインタビューで、

「観客はもっと暴力を見 たがっていて、試写の状態では満足してくれなかった」

とコメント。特に男ががけから落ちるシーンについて、

「あの死のシーンにはガッカリしたという意見が 多かった。男がもっと苦しむところが見たかったそうだ。それで、もっと苦しい死のシーンを作らなくてはいけなかった」

と新しいシーンを撮りなおしたそう。 暴力シーンが増えたとはいえ、この映画はPG13（13歳未満は保護者の同意が必要）の基準で公開される予定で、アメリカでは12月11日に公開される予 定。