「ゼロの焦点」公式サイト

映画の本筋とは全然関係ないところで「おおっ!♪」と感激したのが、金沢の海辺で聞き込みしているシーンで土地の漁師と覚しきちょっと年配の男性が質問に答えた時につけたこの語尾でしたラブラブ

だっちゃわいや

いや~、こんなところでだっちゃわいやに出会おうとは!!

だっちゃわいやといえば、「南国少年パプワくん」に出てくる美形キャラの一人、忍者トットリ君の鳥取県出身を印象づける特徴的な語尾ですよ。この語尾、鳥取県特有のものかと思っていたら、石川県でも言うんだ~、みたいな感激でしたね!

石川県と鳥取県を結ぶ海岸線のあいだには福井県、京都府、兵庫県と一府二県が挟まっているのに、各地の特有の方言の中で「だっちゃわいや」は共通なんですね! 

ってまあ、海岸線沿いを歩いて移動したら県やら府やら超えなきゃいけないけれど、船で海を渡るならそんなもんないですもんね。海で暮らす漁師さん達には共通の言葉があってもおかしくないですか。


もっともこの「ゼロの焦点」は映画ですから、「金沢」のシーンを実際に「金沢」で撮影したとは限らないわけで、「金沢」のシーンを石川県でなく鳥取県の境港あたりで撮影したということも充分考えられるのですが……境港では「だっちゃわいや」を使うのだろうか? ゲゲゲの水木先生が使ってるのを聞いた覚えはないけれど……。それは来年のNHKの朝ドラを見れば明らかになるのだろうか???

いやそうじゃなくて、この作品では昔の日本の風景に近いロケ地を探して韓国まで行ったそうなので、だからひょっとすると「だっちゃわいや」は日韓共通語?! ――というわけではなく、撮影地がどこであれ、答えた人が「だっちゃわいや」と言ったのならそれは元から脚本に書かれていたに違いないと私は思うわけですよ。

ってぇことは、逆に撮影地が金沢であることを印象づけるためにわざわざあの場面で「だっちゃわいや」なんて特徴的な語尾を用いさせたと考える方が自然ではないかと思うわけです。

で、ここで最初の「へ~、“だっちゃわいや”って金沢でも言うんだ~」に戻るのでした。

ってゆーか、今までトットリ以外に「だっちゃわいや」って言った人、初めて見たわ~。
ってゆーより、トットリはマンガ&アニメキャラだから、現実の人間が「だっちゃわいや」と言ったシーンに遭遇したのはこれが初めてだったかも~。

と、映画の本筋とはまるきり違うところでいたく感激していた私なのでした。関係者の皆様、すみません。