北海道出身のワタクシ、実は貰って嬉しかったプレゼントは「100平方メートル運動の森・トラスト 」に私の名前で参加したという証明書でした。私の知らない内に私の名前で寄付がされていて、その証書を貰ったんです。
生まれ育った北海道の大地が大好きな私には、その森の姿を回復できる運動に寄付という形で参加させて貰ったことが本当に嬉しかったんですね。自分の体は北海道を離れてしまっても、でも魂はいつまでも彼の地に残っているという、その「絆」の証明書を貰ったような気分になったものです。
ま、実際は紙っぺら一枚なんですけどね。
実はその後もいろいろな通信が送られてくるはずだったんですが、引っ越しが多くてその都度住所変更をするのが面倒になってしまい、それっきりになってしまいました。
私は知床の森に少額の寄付をしたにすぎないので、それで全然構わないのですけれど。森から見返りを受けようったって……あんなクマの出るところじゃキノコだっておちおち取りに行けないでしょうから、まずハナっから期待してなかったのでいいんですよ。私にとっては森が戻ってくれること自体が見返りといえるので。
でも、南の、それも海の方では、ふるさととの絆を生産物をシェアすることで取り戻そうという企画もあるんですね。
福岡市の北西約80kmの玄界灘上にある「壱岐島」という離島を知っていますか?
島全体が壱岐対馬国定公園に指定されています。対馬海流の影響を受け比較的温暖な気候で、季節を問わず湿度も高いです。
そんな壱岐島で、「壱岐の幸サポーター」の募集が始まりました。
壱岐の幸サポーターとは、「地元(生産者)」と「サポーター (消費者)」とが一緒に取り組む、新しい地域活性化のスタイルです。
現在の流通のシステムの中では生産や運送にコストのかかる離島での農業、漁業、畜産業といった事業は競争力という点ではどうしても劣りますから、このままではそういった生産の仕事そのものが消えてしまう恐れがあるんですね。そういう事業を壱岐市外にいる地元出身者や壱岐のファンの方などが「サポーター 」となって支えていこうというのがコンセプトです。
「サポーター 」は参加費という形で商品代金を先払いし、豊作や大漁で多くの商品が得られた場合は多くの量を、天候不良などで収穫量が減少した場合は相応の量を受け取る仕組みです。
天候の恵も災害のリスクも生産者と消費者(サポーター)が共有し、そうやって離れてもなお壱岐の息吹を身近に感じる出身者や、旅行などで壱岐(の食べ物)を愛してしまった人々が壱岐島の産業を支えるのです。
たとえば壱岐米「にこまる」であれば一口5000円で100人のサポーターを募ります。
合計100口に達したらそこで終了の早い者勝ち。
その後は
◆壱岐市の農家、植村さんによって育てられた壱岐米「にこまる」約2反(20a)分を、収穫量に応じて100名のサポーターで分配します。
◆収穫は10~11月を予定しており、収穫直後の「にこまる」の新米をサポーターの皆様に順次発送していきます。
◆収穫量や質は気象条件等に左右されますが、サポーター1名あたりの分配量は10kg前後になる見込みです。
サポーターになった人達は自分たちの分け前が少しでも増えるよう、毎日壱岐の天気予報を見ては季節ごとに一喜一憂するという楽しみができます。台風シーズンともなれば自分達が住んでる地域以上に壱岐島が気になって台風の進路が気が気でなくなるのではないでしょうか?
そんな心配性なサポーターのために、壱岐市内の生産者・事業者は、日々の仕事の様子などをブログなどで伝えてくれるそうです。日々のお仕事だけでも大変でしょうに、その上ブログまで書くなんて……頭が下がりますね。
壱岐の幸は陸、海、食う(あれ?)!
■粒が大きく、味もおいしい「にこまる」
http://www.iki-fun.jp/nikomaru.html
■ブリやアジ・スルメイカなど海の幸が豊富な「定置網」
http://www.iki-fun.jp/teitiami.html
■数が少なく、市場になかなか出回らない「ブリスケ」
http://www.iki-fun.jp/burisuke.html
壱岐出身の方や壱岐ファンの方にはこのサポーター一口が壱岐との絆を感じる素敵なプレゼントになるかもしれませんね♪
もちろん自分がサポーターになって壱岐のプレゼント(ってゆーか分け前だけど)を受け取るのもいいかも♪
詳細は下記サイトをチェック!!
壱岐の幸サイト:http://www.iki-fun.jp/index.html