スカパー!×FOX「Dr. HOUSE特別試写会」
「Dr. HOUSE」(ドクターハウス)といえば知る人ぞ知る性格極悪な超名医。
日本では現在FOXでシーズン4が放映中(公式サイト
)。
■Dr.HOUSE写真クレジット
(c)2006 NBC, Inc. All rights reserved
現在FOXチャンネルが見られない方でも民放やDVDでヒュー・ローリー演じるひねくれたドクター・ハウスとおなじみの方も多いかもしれません。
その「Dr. HOUSE」の中でも最高の視聴率をマークしたのはアカデミー女優であるミラ・ソルビーノが出た回だそうで、今回その第11話「氷壁の果て」を放映するにあたり(放映日は来年の1月5日)
FOXが声優として白羽の矢をたてたのが、なんとあの叶美香さん! 言わずとしれた叶姉妹の妹さんの方ですね。
その叶美香さんをゲストに招いての第11話の試写会にFOX特派員のワタクシ、ちゃっかりお邪魔して参りました♪
どわ~、お美しいですね~! 胸の谷間に目が釘付けです。
美香さん、登壇当初は女医さん風に(御本人いわく、コスプレにしか見えませんね、とのこと)白衣をきっちり着込み、髪もきりりと一つにまとめあげ、ついでに……ほとんどマンガの様な巨大な注射器を持って現れたのです。
注射器の写真はこちら。
■美香さん写真クレジット
(c)スカパー!/FOX
このコスプレかマンガの如きスタイルはFOXの方で用意されたものだったようで、それらを脱ぎ捨ててようやく写真の華麗な姿に変身とあいなったのでございます。
この日のコーディネイトは全部お姉様の恭子さんのお手によるものだそうで、ほどほどにセクシーなスタイルを目指したのだとか。あ、これはキャミソールとかベビードールとかいうものではなく、れっきとしたワンピースなんだそうです。その証拠(?)に、透けてないんですよ、この生地。とっくと目を凝らしてみても、中のランジェリーは全く透けて見えません(着てないんだったりして……)。しかも胸の谷間と太ももがここまで露わでありながら、やはり中のランジェリーはチラリとも見えないんですよね。立ち居振る舞いまで美しくあるように常に心がけておいでなのでしょうか。ワタクシすっかり感動してしまいました。
舞台上でも一言一言を選んで話し、自分の事には触れず常にお姉様をたてることを忘れないのです。この方、大変に頭のいい方なんですね。美香さんのファンに女性が多いのも納得です。
肝心のアフレコについては、今までアニメで「叶姉妹」のキャラに自分自身として声をあてたことはあったけれど、自分以外のキャラ、つまり今回のように外国の女優さんのお芝居に合わせてセリフを吹き込むようなお仕事は初めてだったので、オファーを受けた当初はかなり悩んだそうですが、ここでもお姉様の鶴の一声があったので前向きに受けとめることができたとおっしゃってました。
難しかったのは「うっ」とか「ああ!」とか、言葉にならないセリフ(?)だったそうで、お部屋で一人練習していたとか。
(また今回そういうセリフが多いんですよ。
この回では(当然ですが)ミラ・ソルビーノが得体の知れない病気の患者役ですから、症状に応じて美香さんも様々な苦痛やそれを我慢している表現をしなくてはいけないわけで、同時進行でハウスとの心の絆が少しずつ深まっていく様子も現さなければならないという、かなり難度の高い演技が要求されてました)
美香さん、司会者にドクターハウスは恋人にはどうですか的な事を聞かれ、姉に似ていて素晴らしい人だけれども、恋人のように近い関係にはなりたくない、遠巻きにしていたいなんておっしゃてましたね。
魅力的な女性になるコツを問われた時には
「常にポジティヴで」
内面からにじみ出てくるものを大切にとおっしゃってましたが、それはそのまま美香さんの生き方にもあてはまるのだと思いました。
最後に観客との写真を撮って(例の注射器がここで再び登場)美香さんは退場し、いよいよ第11話の試写が始まり……実は美香さんの声優ぶりにちょっと不安を覚えていたりした私なのですが、お上手なのにはびっくりしました!
舞台で喋っているのを聞いてるだけで、美香さんが話し慣れているというか話し方やいわゆる滑舌が上手なのは分かったんですが、それにしても吹き替えの演技をここまで見事にこなせるとは思ってなかったですよ。
遊びでやったことがあるから分かるんですけど、演じている俳優さん(この場合ミラ・ソルビーノ)が実際にセリフを喋っているのを感情表現を真似しようと耳で聞きながら日本語のセリフを喋ると、大抵イントネーションが一本調子の日本語としては変なものになるんですよね。例えば――あまり上手ではない――同時通訳が喋っているのを聞いてる感じ。ああいう演技になりがちなんです。
ところが美香さんはちゃんと自分自身の、日本語のイントネーションでセリフを喋っていました。
これができるだけでも大したものなのに、ちゃんと演技もできてましたからね。
それはもちろんテクニック的には本職の声優さんに及ばない部分もありますが(特に「ううっ」とかね)、でもちゃんとそれなりに役になってるんですよね。
ミラ・ソルビーノって大変頭のよい女優さんで(ハーバード大出身)、第11話でもドクターの役なんですよ。だから専門用語とかばんばん出てくるのに、美香さん全然噛みませんでしたもの。随分練習なさったんだと思います。
その、何度も繰り返し上手になるまで練習するという彼女の姿勢がちゃんと声から伝わってくるんですよね。それがまた今回の役にはふさわしい人間性の表出でもあるのです。
さらに、ミラ・ソルビーノって、グラマーなんですよ。
あの胸の豊かな厚みを感じるセクシーヴォイスは美香さんじゃなきゃ再現できないかも。
美香さんの落ち着いた低音の声質は、本職の声優さんだったら「Xーファイル」のビデオ版でスカリ―の声を担当していた相沢恵子さんに似てるかな?
実はこの叶美香さんが声優をつとめる
Dr. HOUSEシーズン4第11話「氷壁の果て」はFOXでしか見ることができないのですよ。民放やDVDでは見ることのできない、貴重なバージョンなのです。今からFOXに加入すればまだ間に合います。
ストーリーについては南極が舞台ですが物体Xも吸血鬼もミミックも出てきません。仕方ないです、
Dr. HOUSEホラーじゃないから。映画でいうなら近いのは「アポロ13」ですね。ハウス達はいつもの病院からテレビ電話みたいにPCを通じて南極にいるミラの診断をしなくてはならないのです。
ハウスは物理的に手の届く所にいないミラと言葉を交わす内に心に暖かいものが芽生えるのを覚えながらも、いつものいやがらせの手は休めない、という傑作エピソードに仕上がっておりました♪
この、叶美香が本格的声優に初挑戦したDr. HOUSEシーズン4第11話「氷壁の果て」は2010年1月5日(火)夜11:00~ FOXでオンエアです。
視聴可能な方はお見逃しなく。
これを機会にFOXに加入しようという方はお早めに!