シネマカフェネット より(以下一部抜粋)

>オスカー監督クリント・イーストウッドの監督第30作目となる『インビクタス/負けざる者たち』のワールドプレミアが、12月3日夜(現地時間)、 L.A.のACADEMY OF MOTION PICTURE ARTS &SCIENCESにて開催された。会場には、イーストウッド監督に主演のモーガン・フリーマン、マット・デイモンに加え、イーストウッド監督との親交も 深い渡辺謙が来場し、夫人の南果歩と共にレッドカーペットを歩いた。

本作は1995年、南アフリカの当時の大統領ネルソン・マンデラ(モーガン)が、アパルトヘイトによる弊害が残る同国を一つにするため、同国のラグビーチームの主将フランソワ・ピエナール(マット)と共にワールドカップを目指した、実話に基づく物語。

来 年のサッカー・ワールドカップ開催地としても注目を集める南アフリカだが、本作は早くも来年のオスカー有力候補とも目されており、会場には各国から200 人ものジャーナリストが駆けつけ、レッドカーペットにも渡辺さん以外にもピアーズ・ブロスナンやオーランド・ブルーム、ライアン・フィリップといった豪華 な顔ぶれが登場。イーストウッド監督とは、『硫黄島からの手紙』 以 来の再会という渡辺さんは、「とにかく旺盛な精神力と、どうしたらこういう面白い話を探し出してくるのか不思議です。彼の持つアンテナがすごいのだと思い ます」と称賛を寄せ、「また監督から仕事の依頼があったら?」との質問には、「どんなことがあっても、いつでも、短いシーンでも要請があったらぜひお受け したいと思います」と意欲を見せた。

イーストウッド作品初参加のマットは、監督との仕事について「(ロバート・)デ・ニーロと仕事するみ たいなものだよ。アイコンとして見てはダメなんだ。仕事にならないからね」とコメント、「ネルソン・マンデラを語る上で欠かせない最高のストーリーだ」と 作品をアピールした。




Who killed Cock Robin?




渡辺さんの来場を聞きつけたイーストウッド監督は、再タッグの可能性を聞かれ、「ぜひまたやりたい。謙は素晴らしいアクターだし、『硫黄島からの手紙』 では素晴らしい時間を過ごすことができた」とコメント。日本のファンに向けて「日本の観客は好きです。『グラン・トリノ』 も日本で受け入れてもらえたしね。僕の心は日本にある」と語り、“ダーティ・ハリー”風に「I’ll be back!!」とキメてくれた。

『インビクタス/負けざる者たち』 の日本での公開は、2010年2月5日(金)より丸の内ピカデリーほか全国にて。