>11月21日からクロックワークス配給により全国30館で公開中の「劇場版マクロスF/イツワリノウタヒメ 」(河森正治 監督)が、公開2週間で動員22万人を突破したことが分かった。22万人は、劇中のヒロイン、ランカ・リーがアルバイトをする中華チェーン店「娘々(ニャンニャン)」にかけた数字で、ファンにはうれしい報告だ。
公開直後の11月21日~23日の3連休には多くの劇場で満員・立ち見が続出し、同週の1スクリーンあたりの平均興行収入は断トツの1位となった。 それを反映して、国内興行ラインキングでも、全国30館という中規模の公開形態ながら9位に初登場し、2週目も10位にランクイン。さらに3週目を迎えて 再び9位に浮上と3週連続のトップ10入りを果たしている。
「劇場版マクロスF」は、08年にTV放映された「マクロスF」を新たに描き直す劇場版2部作。83年の「超時空要塞マクロス 」 に発するシリーズ最新作で、同シリーズの特長でもある可変戦闘機バルキリーによるメカアクションや、歌、主人公とダブルヒロインの三角関係などがふんだん に盛り込まれており、約7割が描き直された新作カットによるハイクオリティの映像と音楽、再構築されたストーリー展開が話題に。熱心なファンによるリピー ターも続出し、リピーター・プレゼントとしてチケット半券2枚で交換できる特製のキャラクターしおりも、すでに劇場によっては品切れ状態となっているとい う。
また、アーティストのMay'nが劇中のヒロイン、シェリル・ノームとして歌う主題歌「ユニバーサル・バニー」を収録したミニアルバムが11月25 日に発売され、オリコン週間ランキング3位(デイリーランキング最高2位)を獲得。もともと歌が重要なテーマの作品であることから、TV版放映時も菅野よう子 によるサウンドトラックや2人のヒロインの歌を収録したアルバムは、軒並みチャートインを果たしており、劇場版でも同様に音楽面でも話題を提供している。12月16日には、もうひとりのヒロイン、ランカ・リー(中島愛 )による楽曲を集めた「CMランカ」が発売されるが、そちらの売れ行きにも注目が集まる。
「劇場版マクロスF/イツワリノウタヒメ 」は現在、東京・シネマサンシャイン池袋、新宿バルト9ほかにて公開中。気になる2部作後編の「劇場版マクロスF/サヨナラノツバサ(仮題) 」は完全新作として現在鋭意製作中とのことだ。