>衝撃の超常現象スリラー映画『THE 4TH KIND フォース・カインド』について、ナビゲーターと主演を務めるミラ・ジョヴォヴィッチに話を聞いた。
本作は、行方不明者が多発するアラスカ州ノームを舞台に、原因不明の現象の究明に迫る衝撃的な実録ドラマ。再現ドラマと記録映像を交えた斬新な構成と、記録映像の一部にある衝撃的内容が話題の作品だ。
脚本を読んでその題材に惹(ひ)かれたというミラは、その記録映像が本物かどうかを確かめるべく、オラントゥンデ・オスサンミ監督に頼み込んで、 記録映像を観せてもらったという。「頭をガツンと殴られた感じ。ショックを受け、怖くなったわ。いろいろな意味でわたしの人生を変えた映像だった」と冷静 に感想を述べるミラだが、初めて観たときは、動揺して泣いてしまったという。
その衝撃体験の後、ミラは「世の中には、自分がまったく理解することのできない何かが存在するのかもしれない……。演じなきゃいけない、このス トーリーを世の中の人々に知ってもらわなきゃ」と強く思うようになり、出演を決意。さらに「実際に観たのはものすごい量の映像。でも研究対象として記録さ れた患者たちの中で、映像の使用を許可してくれたのはたった二人。ほかの患者たちは身元を知られるのを嫌がったの。彼らはとにかく恐れていたわ」と記録映 像について語る。
劇中では目を疑うような現象が次から次へと巻き起こる。原因不明の不眠に苦しむ住民たちの症状は、次第に人知の及ばぬ領域へと達していく。もし自 分自身に同じようなことが起こったら「考えただけでも恐ろしいこと。この映画で演じた人物のように気を強く持っていられるかどうかわからない」とつらそう に話すミラ。
果たしてミラが目にした記録映像とは一体どんな内容なのか? そしてミラを本作出演に駆り立てたストーリーとは? すべては劇場で明らかになるの だが、ミラは特別に「世の中には理解不可能な現象がたくさんあり、それを頭から否定してはいけない。わたしたちはフィルムメーカーとして、起こりうる事例 のいくつかをこの作品で見せているわ」とヒントをくれた。
映画『THE 4TH KIND フォース・カインド』は12月18日より丸の内ピカデリーほかにて全国公開