毎日jp
より(以下一部抜粋)
コミックスが累計1億7600万部を突破、最新巻の56巻が初版285万部を発行し、日本記録を更新するなど記録ずくめの人気マンガ「ONE PIECE(ワンピース)」の記念すべき劇場版アニメ10作目「ワンピース フィルム ストロングワールド」(境宗久監督)が、12日に公開される。原作 者の尾田栄一郎さんがストーリーを書き下ろし、さらに劇場版のオリジナルキャラクターを原作マンガに登場させるなど相乗効果を図っている。
「ワンピース」は尾田さんが97年から「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載している海賊を題材にしたマンガ。アニメは99年からフジテレビ系で 放送を開始、09年に10周年を迎えた。手足が自在に伸びる“ゴム人間”のルフィが、海賊王になるため、剣士ゾロや女航海士ナミ、トナカイで船医のチョッ パーらと大海原を冒険するストーリーで、今回の劇場版アニメでは、海賊王と並ぶ世界最強の男「金獅子のシキ」がルフィ海賊団の前に立ちはだかる。
ゲスト声優には、自身をモデルにした「海賊キタジマ」の声を北京五輪競泳金メダリストの北島康介選手、「酒場で働くシャオのお姉さん」役に「めざ ましテレビ」(フジテレビ系)の情報キャスターの皆藤愛子さん、「金獅子のシキ」役を俳優の竹中直人さんが担当する。主題歌は、尾田さんのラブコールで、 人気バンド「Mr.Children」の書き下ろし曲「fanfare」が起用された。
原作の尾田さんは、1年以上の月日をかけ、公開時期を変更してまでこだわり抜いて今作の世界観を作り上げた。尾田さんは「いままでと明らかに違う 映画を見せたいので、映画に携わるすべてのスタッフに口を出し、また外部から呼び込み、いろんなわがままを言いながら製作した」とコメントしている。