初登場で首位を獲得した映画『ONE PIECE FILM ワンピースフィルム STRONG WORLD』が驚異的な勢いを見せている。
前売り券が爆発的売り上げを見せるなど、公開前から大ヒットの予感はあったが、いざ公開となると初日の全上映回が満席となる劇場が続出し、さらに 渋谷の劇場では2,000人もの行列ができた。劇場側がパニックに陥るほどの混雑を各地で引き起こし、予想を超えた勢いに驚きを隠せない関係者も多かった ようだ。
土日2日間で、動員82万人、興収10億3,800万円という驚異的な数字をたたき出した本作。全国188スクリーンという公開規模は決して大き いものではなく、今夏に全国844スクリーンで公開し、興収80億円を記録した映画『ハリー・ポッターと謎のプリンス』の初週土日興収9億9,000万円 を抜き、今年の下半期ではナンバーワンの成績となった。本作のヒットの要因として、原作者尾田栄一郎が初の製作総指揮を務めたことと、さらに「ONE PIECE」コミックスの0巻が入場者にプレゼントされていることなどが挙げられる。
2位は映画『仮面ライダー×仮面ライダー W(ダブル)&ディケイドMOVIE大戦2010』。安定した人気を誇る「仮面ライダー」シリーズの最新作は全国292館で公開され、初日2日間で動員 39万人、興収4億5,000万円を記録。そして3位は映画『カールじいさんの空飛ぶ家』。先週の1位から2ランクダウンだが、3D版も好調で、子どもだ けでなく幅広い層の支持を集めている。映画『2012』は2ランクダウンで4位となっている。
5位には人気シリーズの最新作、総勢100体の大怪獣軍団とウルトラ戦士との一大決戦を描く映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』が初登場。6位には主演のジョニー・デップ来日などで公開前にしっかりと作品をアピールした映画『パブリック・エネミーズ』がランクイン。
続いて初登場7位は日本のSFアニメの金字塔を26年ぶりに復活させた映画『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』、8位は映画『Disney'sクリスマス・キャロル』、9位は映画『なくもんか』、そして全世界25か国から上映オファーがあったことも話題と なった、12歳のジャニーズJr.森本慎太郎の初主演映画『スノープリンス 禁じられた恋のメロディ』は10位発進となった。