eiga.com より(以下一部抜粋)

女性検屍官ケイ・スカーペッタが活躍するパトリシア・コーンウェルの大ベストセラー、「検屍官」シリーズをアンジェリーナ・ジョリー 主演で映画化するプロジェクトの脚本家が決定した。昨年4月に映画化されるとの第一報があって以来動きがなかったが、いよいよ始動したようだ。

米ハリウッド・レポーター誌によると、フォックス2000が製作する同作に起用されたのは、新人女性脚本家のケリー・ウィリアムソン。過去に単独で映画やTVシリーズの脚本を手がけた経歴もなく、大抜擢と言っていいだろう。ただ、現在は同時進行で、アレクサンダー・ペイン 監督の新作ドラマ「Fork in the Road」と、ダーレン・アロノフスキー 監督の銀行強盗もの「Breaking the Bank」の脚本(いずれも原作をもとにした脚色)を手がけているとのことで、今後要注目の脚本家だ。


コーンウェルの小説が映画化されるのは今回が初めて。「検屍官」シリーズは、第17弾「スカーペッタ・ファクター(原題)」まで出版されている(邦 訳は第16弾「スカーペッタ」まで刊行済み)。今回の映画化は、17冊中特定の小説のプロットをもとにするものではなく、シリーズ全体の世界観と登場人物 を生かしたスリラーになるという。いずれにしても素材はたっぷりあるわけで、映画もシリーズ化を念頭に置いているものと思われる。


監督、クランクイン時期などは未定。マーク・ゴードン (「プライベート・ライアン 」)とジョリーのマネージャー、ゲイヤー・コジンスキー(「チェンジリング」)がプロデュースを手がける。