シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)

3月12日より公開される映画『シャーロック・ホームズ』の特別映像が公開され、既存のホームズ像を覆すブルース・リーのようなシャーロック・ホームズの姿が明かされた。

 名探偵ホームズといえば、帽子にコート、口元には大きなパイプ。その表情、身のこなし、しゃべり方はイギリス紳士そのものといった知的なイメージが強い。これまで製作されたテレビ、映画ではそういったイメージを基本に探偵譚が語られてきた。


 しかし映画『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』などスタイリッシュなアクションを得意とするガイ・リッチー監督が手掛けた 『シャーロック・ホームズ』は、これまで描かれてきた世界観とは違う。「できるだけ現代風にし、骨太に見せた」とリッチー監督が語るだけあり、一つ一つが 斬新でダイナミックなのだ。


 今回公開された特別映像には、ロバート・ダウニー・Jr演じる高い戦闘能力を持ったホームズの姿が。上半身裸で、いとも簡単に敵をなぎ倒す姿はま るでブルース・リー。そして驚くべきは、その鍛え抜かれた肉体。ロバート、44歳にしてこの肉体美……メタボなる言葉は、はるか彼方だ。しかし、ホームズ に対するこれら新たな解釈がすべて付け加えられたのかというと、実はそうではない。アーサー・コナン・ドイルの原作でも度々アクションをこなし、棒術・ボ クシング・フェンシングの秀でたスキルを持っているとされているのだ。


 「柔道にカンフー、そういったものを組み合わせて、この映画のために独自の格闘スタイルを作った」と語るロバート。今回の特別映像からは武闘派 ホームズの魅力が詰め込まれ、本編への期待は高まるばかり。これまであまり知られてこなかったホームズの意外な一面を知ることができる、貴重な映像といえ るだろう



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こういう記事を書く人って、ホームズ読んだことないんだろーなとしみじみ思うわ。子どもの頃ホームズを呼んだ人なら彼が安楽椅子探偵とはほど遠く、ついでに言うなら「英国紳士」としてはハズレた存在であることを熟知してるはずだもの。ついでに言うなら、この映画の原作は「ホームズ」を元にしたアメコミだしね。


で、この画像のダウニーちゃんをブルース・リーに例えるのは――
Who killed Cock Robin?


上半身裸の上に血筋が何本か流れてて、下半身は黒いズボンで背景がコンクリートに囲まれてる風なイメージが「燃えよドラゴン」のイメージと近いっていうそれだけですね。



これが「燃えよドラゴン」のブルース・リー。
Who killed Cock Robin?

確かにイメージとしては似てるけれど、これで上のロバート・ダウニーJr.をブルース・リーに例えるのはいささか安直な気が……。アクションは外見の見た目じゃなくて動きで語って貰わなきゃ。


一度スクリーンでしっかり「燃えよドラゴン」のブルース・リーの勇姿をしっかり目に焼き付けておくべきですね。そうすれば本物のアクション俳優とスタントを自分でこなす俳優の差が分かりますから。