>錦戸亮主演の映画『ちょんまげぷりん』の原作本「ふしぎの国の安兵衛」が、「ちょんまげぷりん」に改題されて文庫として発売されるにあたり、人気漫画家・上條淳士が原作本のカバー用のイラストを特別に描き下ろした。
漫画「TO-Y」「SEX」などで知られる上條は、スタイリッシュな作風で知られるカリスマ漫画家だ。そんな上條が、錦戸亮が演じる江戸時代から 現代に現れた侍・安兵衛を漫画化すると一体どうなるのか?
原作者の荒木源は、自身が描いた安兵衛像について「素晴らしく格好いい心の持ち主として安兵衛 を書いたのです。でも、その格好良さがどこまで読者にわかってもらえるか、ちょっと自信のないところもありました。作者なのに……安兵衛、ごめん」とその 格好良さがきちんと読者に伝わっているかどうか不安だった様子。そして今回の上條によるイラストを見て、「上條さんが描いてくださった安兵衛のイラストに 息をのみました。安兵衛の魅力を、僕の期待をはるかに超えてしっかりつかまえ、表現してくださった上條さん、本当にありがとうございました」とイケメン侍 として描かれたことに大喜びだった。
ひょんなことから現代にタイムスリップして来た安兵衛(錦戸)は、男らしく誠実で思いやりがあり、家事を完ぺきにこなすという、現代女性にとって 理想のタイプ。シングルマザーのひろ子(ともさかりえ)とその息子・友也(鈴木福)との出会いによって、お菓子作りに目覚め、パティシエになるという奇想 天外な設定だ。そんな安兵衛のキャラクターは、クールなキメ顔にもかかわらず手のひらにはなぜかプリンを乗せているという、上條のイラストにもしっかりと 描き出されている。
食べる時は箸でね♪
原作本「ちょんまげぷりん」は発売中(小学館文庫 税込み:600円)
映画『ちょんまげぷりん』は今夏、恵比寿ガーデンシネマほか全国公開