>授賞式にはなくてはならないプレゼンターたち。去年はアカデミー側の視聴率獲得作戦の一環として授賞式直前まで極秘だったプレゼンターのラインナップだが、今年は徐々に明らかになってきた。
サプライズ・プレゼンターはまだ伏せられているものの、今年プレゼンターを務める代表俳優たちの名前がこのほどアカデミーより公式発表された。
一番手は、『それでも恋するバルセロナ』で去年助演女優賞を獲得したペネロペ・クルス。その前にもペネロペは『ボルベール <帰郷>』で主演女優賞にノミネートされた経歴があり、今年はミュージカル映画『NINE』の助演女優としてアカデミー賞候補に挙がっている。
プレゼンター女優陣もう一人の代表は、こちらもアメリカ以外の国からで、イギリス女優のケイト・ウインスレット。ケイトは、過去6回もアカデミー 賞にノミネートされており、2008年度の『愛を読むひと』ではついに主演女優賞を獲得した。彼女の1997年度作品『タイタニック』でのノミネーション はまだ覚えているファンも多いだろう。このほかにもケイトは2004年『エターナル・サンシャイン・オブ・ザ・スポットレス・マインド』、2006年『リ トル・チルドレン』で主演女優賞候補、そして、1995年の『センス・アンド・センシビリティ』と2001年『アイリス』では助演女優としてアカデミーに ノミネートされている。
前回アカデミーの受賞者がプレゼンターをつとめるのは定例だが、ケイトのノミネーション歴はまだ30代という若さで、大先輩のメリル・ストリープのそれに迫るものがある。
かわって、男優陣代表はショーン・ペン。ショーンは去年『ミルク』で70年代に活躍したアメリカ初のゲイの政治家ハービー・ミルクを熱演してオス カーを獲得。彼は、2003年にも『ミスティック・リバー』で主演男優賞を受賞しており、1995年にスーザン・サランドンと共演した話題作『デッドマ ン・ウォーキング』、1999年度の『ギター弾きの恋、2001年『アイ・アム・サム』でアカデミー賞にノミネートされた経歴がある。
これからも続々と決まってくるであろう授賞式のプレゼンター。どんな顔ぶれがそろうかが楽しみである。