シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)

18日、映画『踊る大捜査線 THE MOVIE 3』の新たなメンバーとして、小栗旬が加わることが明らかになった。小栗が演じる警視庁刑事部捜査一課 管理補佐官・鳥飼誠一は、本庁から来たエリート官僚という設定だ。

 そんな鳥飼のキャラクターは、湾岸署で起きた事件の捜査会議での対応に表れている。いつものごとく、本庁のキャリア組が所轄の捜査官を下に見て邪 険な扱いをしたため、怒った所轄の面々が抗議の声を上げ、一触即発の事態になりかけたそのとき、鳥飼が言ったせりふが、「管理補佐官の鳥飼です。皆さんの 気持ちを汲まず不用意な発言をして申し訳ありません。本部長、署長と協議して決めました。近隣所轄署は捜査に参加。湾岸署刑事課は引っ越しが済み次第合 流。本庁と所轄の捜査員がバディを組んで捜査。どうでしょう? これでよろしいですね?」


 本庁側のキャラクターといえば、高圧的なイメージが強く、かつて鳥飼のように穏やかな顔つきで、ソフトに話す者がいただろうか。まさに、本庁と所轄の調整役・サーバントリーダーとしての役割を担う、ニュータイプのキャラクターだ。


 亀山千広プロデューサーは、「初めて青島より年下の官僚を登場させたい思いから始まった。“今”を持ち込める、まさに“旬”な役者が入ることに よって、レギュラー陣にも、スタッフにも、映画を観ていただくお客様にも、いい刺激になると思います」という思いから、このキャラクターには小栗しか考え られなかったという。今乗りに乗っている小栗が投入されたことで、本シリーズに新風が吹き込まれるのはもちろん、新たなファン層を呼び込む起爆剤になるこ とも期待される。


 「子どものころから観ていて長く続いている作品なので、とにかく世界観を壊さないようにしようと思いました」と本シリーズに加わる上での心構えを 明かした小栗。撮影初日は織田裕二ふんする青島と車の中で二人っきりのシーンで、ありえないくらい緊張したそうだが、「織田さんが新しく入って来る僕らに すごく気を使ってくれているので、助かっています」と楽しんで撮影に臨んでいるようで、和やかな現場の様子がうかがえた。


 現場の雰囲気はいいようだが、青島とたびたび行動を共にすることになる鳥飼は、青島にとって敵なのか味方なのかまったく本性が読めない存在。このクールな鳥飼と相変わらずアツイ青島が、どんな化学反応を起こすのか楽しみだ。


映画『踊る大捜査線 THE MOVIE 3』は7月3日より全国東宝系ほかにて公開







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