[シネマトゥデイ映画ニュース]より(一部抜粋) 

> 俳優の生田斗真が19日、東京・ユナイテッドシネマ豊洲で行われた主演映画『人間失格』のプレミアナイトで、感激のあまり涙を流し、「ティッシュもらっていいですか?」とスタッフにお願いする一幕があった。


 本作は、昨年の原作者太宰治生誕100周年を記念し、代表作である同名小説を実写映画化したもの。生田にとっては、映画初出演にして初主演という 挑戦となっただけに、舞台あいさつ中は終始感慨深げな表情で、翌20日に控えた公開初日について「心待ちしております」と言葉少なげだった。


 そんな生田に対して、共演した大女優の三田佳子が「まぶしいばかり」と絶賛したのをはじめ、大楠道代、室井滋らベテラン女優たちからも賞賛の嵐。荒戸源次郎監督も「褒めてやってください」と生田の健闘を称えた。


 先輩たちの言葉を受け、改めて心境を問われた生田は、ついに込み上げる思いを抑えきれなくなったのか、涙を流しながら「幸せです……ありがとうご ざいます」と深々と頭を下げ、スタッフが差し出したハンカチで目元をぬぐっていた。熱心な生田ファンが集まった客席からは拍手とともに、「頑張って」の声 援が飛んだ。


 『人間失格』は、津軽の資産家に生まれた主人公・葉蔵(生田)が、酒と女におぼれながら自殺未遂を繰り返し、破滅の道を歩む様を描いた文芸映画。主演の生田に加えて、伊勢谷友介、石原さとみ、小池栄子、石橋蓮司ら豪華なキャストが勢ぞろいしている。


映画『人間失格』は2月20日より角川シネマ新宿ほかにて全国公開