>1967年から73年まで「週刊少年マガジン」(講談社)で連載され、数々の社会現象を巻き起こした人気コミック『あしたのジョー』が、ついに実写映画化されることになったという。
「制作はTBSで、主人公の矢吹丈を演じるのはNEWSの山下智久だそうです。映画は3月末にクランクイン予定で、5月くらいまでを撮影期間としているようですね。主演の山下は連続ドラマの収録が終わり次第、本格的なボクシング練習に打ち込むそうですよ」(映画関係者)
現在、山下はドラマ『コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命- 2nd season』(フジテレビ系)に主演中。初回視聴率18.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、平均視聴率も16.9%と、今クールの連ドラのなかでも屈指の視聴率を誇っている。
「山 下の映画主演は、08年に公開された『クロサギ』だけですが、興行収入も17億円とヒットしました。ただ、この作品はドラマの延長だったので、純粋な映画 主演は今回の『あしたのジョー』が初めてとなりますね。早くもTBS局内では『ヒットは間違いない』との声が高まっていますよ」(前同)
ここにきて、嵐の二宮が「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載中の『GANTZ』の映画化、同じく嵐・大野は藤子不二雄Aの代表作『怪物くん』 のドラマ化に出演と、ジャニーズによる人気コミックの実写化発表が相次いでいる。だが、往年の熱狂的ファンを数多く抱える『あしたのジョー』の映画化に は、大きな反響がありそうだ。
「今回の映画は、『あしたのジョー』40周年プロジェクトの最大の目玉として動き始めています。制作はTBSですし、ボクシング作品ということで、あの兄弟を引っ張り出すのではないか、という話も聞こえてきますよ」(TBS関係者)
TBSとボクシングといえば、「亀田三兄弟」。先日、兄・興毅に続いて、次男・大毅も世界王者になったばかりだ。
「TBSが放送した、大毅とデンカオセーンのタイトルマッチも、19%と高視聴率を叩き出しました。昨年の興毅と内藤の試合は視聴率43.1%を記録して、09年の年間最高視聴率を獲得していますし、TBSとしては、この兄弟を使わない手はないでしょうね」(前同)
では、どういったところでこの兄弟が登場するのか。
「そもそも、現在のところ、映画のキャスティングも主演の山下しか決まっていないんです。あとのメーン級の役どころといえば、ライバルの力石徹役と、丹下段平役、白木葉子役以外は、エキストラを多く使うようですよ」(映画関係者)
どうやら、映画そのものが力石戦までということのようだ。となると、2人の出番は一体どこになるのか。
「ボクシングの指導という裏方として関わるか、映画のメーン舞台が少年院ですから、その一味として登場するかもしれませんね。ある意味普段通りにしてればいいだけですから(笑)」(前同)
山下と亀田兄弟の奇跡の共演はあるのか、そして、実写版『あしたのジョー』は一体どんな作品になるのか......興味は尽きない。