シネマトゥデイ (以下一部抜粋)

 27日、東京・神保町シアターで映画『映画ドラえもん のび太の人魚大海戦』の親子試写会が行われ、歌手のmaoが映画のオープニングを飾るテーマ曲「夢をかなえてドラえもん」、そして往年のテレビ版主題歌 「ドラえもんのうた」を熱唱。会場は親子連れの「アンアンアン、とっても大好きドラえもん」の大合唱に包まれた。

 幼いころにテレビで見ていた「ドラえもん」の主題歌「ドラえもんのうた」のなつかしい歌詞とメロディーに、会場のお父さんお母さん世代は思わず手 拍子。一方、今の子どもたちにとって、この曲はなじみが薄いようで、隣に座る保護者に「この曲なぁに?」と尋ねる子どもの姿もチラホラ。それでもmaoの 優しい歌声や親たちの手拍子に合わせながら、子どもたちは「ドラえもんのうた」に聞き入り、最後は親子そろっての大合唱となった。親と子の両世代が時間を 越えて、一つの歌で盛り上がるという、今年30周年を迎える「ドラえもん」シリーズならではの温かい光景だった。


 ちなみに会場となった神保町シアターは、シリーズ最新作『映画ドラえもん のび太の人魚大海戦』を除くドラえもんの映画29作品を一挙上映する「ドラえもん映画祭」が開催され、大盛況となった話題の劇場。2月28日で映画祭は いったん閉幕するが、好評につき、3月1日から5日までレイトショーで映画『ドラえもん のび太の恐竜』(1980)、『ドラえもん のび太の海底鬼岩城』(1983)などの追加上映が決定している。


 『映画ドラえもん のび太の人魚大海戦』は劇場版第1弾『ドラえもん のび太の恐竜』から30周年、そしてシリーズ30本目の節目を迎える作品。ひょんなことから、人魚族のソフィアと出会ったドラえもんたちが、不思議なパ ワーを持つ「人魚の剣」を奪おうとする怪魚族と戦いを繰り広げる海洋アドベンチャー。


映画『映画ドラえもん のび太の人魚大海戦』は3月6日から全国公開