シネマトゥデイ

>映画『インビクタス/ 負けざる者たち』でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされているマット・デイモンが、ジェームズ・キャメロン監督の『アバター』に出演できなかった理由を語った。

 全世界的にヒットしている映画『アバター』だが、最初キャメロン監督は主演にマット・デイモンを考えていたといい、マットもそれを認めた。マット 本人がアクセス・ハリウッド誌に語ったところによると、マットは『アバター』の台本を読んだ上でキャメロン監督とも何度か話し合いをしていたらしい。


 「脚本はすごく良かったんだけどね、タイミングが少しばかり悪かったんだ」

というのも、キャメロン監督のオファーがちょうどマット・デイモンを主 演にした映画『ボーン・アルティメイタム』の製作と重なってしまったからだ。仕事は監督で選ぶというマットは迷った末、キャメロン監督に相談したが、監督 は「だったら『ボーン』シリーズを取るんだ」と即答したのだという。


 「監督はすごく紳士だったよ。誰もがキャメロン監督と一緒に仕事をするチャンスを逃そうとなんてしないのに、自分のオファーを蹴った僕に温かい言 葉を掛けてくれたんだからね」

とマットは振り返った。結局、キャメロン監督はその後サム・ワーシントンにオファーを出し、それがこのような大ヒットに繋 がったのだから皮肉といえば皮肉かもしれない。だが、マットはまったく気にした様子もなく、

「ある意味では、僕のおかげでヒットしたんだから、少しくらい ギャラが出たりしないのかな(笑)」

……多分、出ないと思うが。