デイリースポーツ より(以下一部抜粋)

昨年5月にがん性リンパ管症のため亡くなった歌手・忌野清志郎さん(享年58)と、昨年の男子プロゴルフ賞金王・石川遼選手(18)との異色コラボが実現 したことが4日、分かった。清志郎さんの死後、発見された“幻の未発表曲”「Baby#1」が、石川選手が出演するハウス食品「カレートータル」のCMタ イアップ曲に決定したもの。約6年ぶりにCMに楽曲起用された清志郎さんの歌声は10日からオンエアされる。
 
 ロック界とゴルフ界のNo.1が、最強タッグを結成することになった。

 CMに起用される「Baby#1(ベイビー・ナンバーワン)」は、清志郎さんが長男・竜平(たっぺい)君への思いを歌った家族愛漂う1曲。21年前に米 ロサンゼルスでレコーディングされながら昨年9月まで行方不明になっていた貴重な音源で、ファンの間では「幻の未発表曲」として関心が集まっていた。

 「愛し合ってるかい!!」と最後まで“愛”を歌い続けた清志郎さんらしい1曲となっており、CMコンセプト“家族が1番”に合致。幼少期からの石川選手 と父・勝美さんら家族の写真が流される映像のバックで「心地よく温かい音楽が、石川プロ自身による家族にまつわるナレーションにマッチしている」(ハウス 食品)として起用された。
 清志郎さんの楽曲がCMに起用されるのは、04年にエースコック「スーパーカップ」を彩った「JAMP」以来、6年ぶり。死してなお、清志郎さんの愛の歌は人々へと紡がれていく。

 また、同曲は清志郎さんのデビュー40周年記念日となる5日発売の同名アルバムに収録されるが、PVに関しても未発表映像で構成することが決定。公の場 では「1、2回しか披露していない」(EMIミュージック)が、89年4月にRCサクセションの全国ツアー初日での歌唱映像が見つかり、これを使用する。