MovieWalker
より(以下一部抜粋)
ラブコメディーで人気のサンドラ・ブロックが、ついに“演技派スター”として認められた作品が、真実のドラマ『しあわせの隠れ場所』(2月27日公 開)だ。すでに第67回ゴールデングローブ賞ドラマ部門主演女優賞に輝き、第82回アカデミー賞主演女優賞にもノミネートされ、初受賞の呼び声も高い。そ んな彼女と本作で堂々渡り合ったのが、“気は優しくて力持ち”キャラの新人俳優、クイントン・アーロンだ。
路頭に迷っていた孤独な黒人少年マイケル・オアーが、サンドラ扮する白人女性リー・アン一家の一員として迎え入れられ、やがてアメリカンフットボー ルのスター選手になっていくという実話を映画化した本作。マイケル役を演じたのは、今回メジャー映画デビューを果たした黒人俳優クイントン・アーロンだ。
クイントンは巨漢の黒人だが、純真そうな瞳が母性本能をくすぐる。ジョン・リー・ハンコック監督も初めて彼に会った時、彼のあどけない瞳にやられ、本能的にハグしてしまったとか!
見事マイケル役に抜てきされたクイントンは、食事と運動の厳しい指導を受けてアメフト選手の体を作った。その間、45kg以上も減量したというから 拍手。彼の元々の魅力と努力の成果があってこそ、ドラマに説得力が出た。きっとサンドラも演技じゃなく、心底彼を応援したくなり、演技に深みが出たのでは ないか。