Movie Walkerより(以下一部抜粋)


 レオナルド・ディカプリオ&マーティン・スコセッシ監督4度目のタッグ作『シャッター アイランド』(4月9日公開)のPRのため3月11日、レオが3年ぶりに来日。海に囲まれた孤島で展開されるミステリーにちなんで、レオも東京ミッドタウ ン内の“孤島”に登壇した。会見の模様は「U stream」から全世界でライブ配信され、「Twitter」とも連動して“つぶやき”も大盛況だった。


 それにしても、手の込んだ舞台装置にびっくり! レオが登場した瞬間、いきなり通路が切り離され、レオだけがぽつんと“孤島”に置き去り状態に。彼を囲むマスコミ陣は、まるで裁判を傍聴するような形でレオの一挙手一投足に真剣な眼差しを送っていた。


 「質問に答えてもらわないと、会見場からは逃げられません!」とMCが宣言。席に座ったレオは、たくさんのフラッシュをまぶしそうに受けて「何も見えないな(苦笑)。日本に来るのはいつも楽しみだよ」とご挨拶。

スコセッシ監督との仕事について聞かれると、ただただリスペクトの言葉を並べるレオ。「スコセッシ監督と仕事をすると、映画への情熱が伝染するし、 映画という歴史にも触れられる。ゴールデングローブ賞の時にこう言ったよ。『日本には黒澤(明)さんがいる。アメリカにとってスコセッシ監督はそういう存 在だ』と。彼は傑出したフィルムメーカーで究極のアーティスト、生きる“伝統”だ」。


 気になる今後のスコセッシ監督とのコラボレーションについては「まだ、話せる段階ではないよ」と語った。

また、劇中では、崖にはいつくばってたくさんのネズミに遭遇するというおぞましいシーンがある。ディカプリオはそこで“共演”したネズミを「あのネ ズミはプロ中のプロのネズミだ」と大絶賛。「ちゃんとトレーニングされているトップクラスの俳優だった。ランチタイムもとって、ちゃんと言われた位置につ くんだ(もちろん、これはジョーク)」。


 面白かったのは、今回の「Twitter」と連動した「U stream」での世界配信という試み。会見中、現場にいた我々だけではなく、ライブ映像を見ている視聴者たちも「Twitter」で思ったことをつぶや き、かなり盛り上がっていた様子。これまではマスコミだけが参加し、レポートしてきた来日会見だが、今後はこういう新たなスタイルが広がっていくかも?