＞米俳優のジョニー・デップさん（４６）が２２日、映画「アリス・イン・ワンダーランド」（ティム・バートン監督）のＰＲのため、東京都内で会見を開い た。デップさんは昨年１２月以来、わずか３カ月半での再来日となった。約１０００人のファンに空港で出迎えられたというデップさんは
「日本にくると皆さん から大きなサポートをもらえる。温かい歓迎を受けて感動した。戻ってくるといつも思うが、とても特別な国」
と語った。
「アリス・イン・ワンダーランド」は、英作家ルイス・キャロルの名作「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」のその後、１９歳になったアリスの新たな
冒険を描いたバートン監督のオリジナルストーリー。デップさんは、物語の重要な鍵を握る帽子屋「マッド・ハッター」役で出演している。全米では公開から３
日間の興行収入が１億１６３０万ドル（１０５億６８６０万円）で昨年１２月に公開された「アバター」のオープニング成績７７０２万ドルを大きく上回り、歴
代６位となった。現在までの全世界興行収入は４億３０００万ドルに達しているという。
デップさんは帽子屋を演じることに
「（大好きだから）もう僕の中で準備ができていた。帽子はスーツに帽子をかぶった古き良き時代を思い起こさせてくれ る。自分では帽子は５、６個しか持ってないけどね」
とジョーク交じりに語った。
バートン監督については
「ティムはティムだから。本当の意味での作家。ビジョンを持ったアーティスト。純粋な気持ちから芸術を作っている。妥協がない。 一緒に仕事するのは家に戻るよう。共同作業は満足感が強い」
と絶賛すると、バートン監督も
「毎回初顔合わせのような気持ちでできる。監督としてもエネル ギーもらえる」
と語っていた。
デップさんは夕方にファンイベントとジャパンプレミア試写会の舞台あいさつに参加し、帰国予定。映画は４月１７日に全国で公開。
