Movie Walkerより(以下一部抜粋)

 ジョニー・デップが『アリス・イン・ワンダーランド』(4月17日公開)のキャンペーンで来日し、3月22日(月・祝)に新宿パークタワーホールでティ ム・バートン監督と共に記者会見を行なった。プライベートでも盟友であるふたりは、本作を仲良くアピールした。


 ジョニデの来日は昨年の『パブリック・エネミーズ』(09)のキャンペーン以来となり、本日は朝、成田空港に到着し、1000人余りのファンに迎えられ た。

 まずは、バートン監督が「コンニチハ! ティム・バートンです」と日本語で挨拶すると、ジョニデも「僕も同意見だよ(笑)。いつも熱烈な歓迎をしてくれる 日本は特別の国だ!」とリップサービス。

 本作は、ルイス・キャロル原作の「不思議の国のアリス」をモチーフに、19歳に成長した“救世主”アリスの新たな冒険を描く一大エンターテインメント大作 だ。ジョニデが扮するのは、どんなことがあってもアリスを信じるマッドハッター役。

 マッドハッターは帽子屋という設定だが、来日する際には常に帽子を被って登場するジョニデは、この役にどう挑んだのか?「それほどかけ離れた役じゃなかっ たよ。やるべくしてやった役という感じだった。帽子は古きよき時代、優雅な時代を思い起こさせてくれるから大好きだ。実生活でもってる帽子は、5つか6つ だよ」。

 常に互いをリスペクトしてやまないジョニデとバートン監督。互いの印象を聞かれても賛辞しか出てこない。まずは、ジョニデから。「他の監督と違うのは、 ティムがティムだから。本当の意味での作家で、真のアーティスト。彼は野心ではなく、純粋な気持ちから芸術を作ってるし、妥協をしない。彼と一緒に仕事を するのは、家に戻るような感覚だよ。居心地が良くて、とても満足感が強いんだ」。

 それを受けてバートン監督もジョニデをこんなふうに絶賛。「ジョニーは今まで本当にいろんなキャラクターを演じてくれた。でも、僕たちは毎回、初顔合わせ だと思って望んでるよ。それが喜びだし、それが芸術だ。ジョニーからは、いつもエネルギーをもらってるよ」。

 ふたりはこの会見の後、ファンイベントが開催される恵比寿ガーデンプレイスへ移動。レッドカーペットも行なわれるから、こちらもかなりヒートアップして盛 り上がりそうな予感!

  『アリス・イン・ワンダーランド』はすでに全米で3月に公開され、空前のメガヒットを記録。色鮮やかで摩訶不思議なワンダーランドを体験できる快作なの で、ぜひとも3D版で堪能したい。