シネマカフェネット より(以下一部抜粋)


>ジョニー・デップが3月22日(月・祝)、最新主演映画『アリス・イン・ワンダーランド』のPRのた め約3か月半ぶり7度目の来日を果たし、東京・新宿パークタワーでティム・バートン監督と共に記者会見に出席した。


現在、アンジェリーナ・ジョリーと初共演する新作『The Tourist』(原題)の撮影中で多忙のジョニーは、パリから自家用ジェットで同日の午前9時10分、成田空港に到着し、会見場に登場。成田では徹夜組 を含むファン約1,000人に出迎えられ、

「温かい歓迎を受け、感動しました。日本のみなさんにはいつも大きなサポートをいただいています。日本に来るこ とはとても素敵な経験で、僕にとっては特別な国です」

と感謝の弁。

先に挨拶したバートン監督は、18日(木)から日本滞在中のためもあってか

「コンニチ ワ、ティム・バートンです」

と日本語を披露。ジョニーはビックリした表情でバートン監督を見つめながら拍手した。

本作はイギリスの作家ル イス・キャロルの名作「不思議の国のアリス」と「鏡の国のアリス」の後日談で、19歳になったアリスの新たな冒険を描いた、バートン監督によるオリジナル ストーリー。ジョニーは、アリスの冒険を助ける帽子屋、マッド・ハッター役。バートン監督との初コラボ作『シザーハンズ』を彷彿させる強烈メークで登場す る。


作品ごとに大変身する役作りの秘訣を聞かれ

「変装やメークをすることでより自分が出せて、役に入り込 むことができる。子供の頃、観ていた映画の中の尊敬する俳優はみんなキャラクターアクターだった。ロン・チェイニー、ポール・ムニ、マーロン・ブランド。 崇拝しているよ」

と歴代の個性派名優たちへのリスペクトを吐露。


「僕は、観客を飽きさせないように毎回違うものを提供し、楽しませないといけない、という責任を感じ ている。いまのところ同じ役をやったことはないと思う。それは僕が人を観察するのが好きで、周囲にいる興味深い人の行動パターンを見て引き出しにしまって おくことが役立っていると思う」
と真摯に話した。

一方、本作を観たという、私生活のパートナーであり、フランス人歌手で女優のヴァネッ サ・パラディとの間の10歳の長女リリーちゃん、7歳の長男ジャックくんの反応について
「作品自体は大好きで気に入ってくれたけど、僕の役・マッドハッ ターに関してはクレイジーという印象を持ったよう」
と苦笑い。
バートン監督も、私生活のパートナーで女優のヘレナ・ボナム=カーターとの間の2人の子供の 反応を
「2歳の娘の反応が心配だったけど、イカれている作品として気に入ったみたい。彼女自身も、モンスターや怪獣が大好きでイカれているから」
と自身の 趣味をしっかり受け継がせた様子でニヤリ。取材陣を笑わせていた。

バートン監督の来日は約2年ぶり。会見には記者&ライター280人、テ レビなどカメラ70台、スチールカメラマン80人が集まった。ジョニーの強行スケジュールの絡みか、会見は約30分押しでスタート。会見予定時間60分の ところ、約40分で終了した。本作は、全米では今月5日から公開中。20日現在で興行収入2億6,580万ドルに達しているという。

『アリス・イン・ワンダーランド』 は 4月17日(土)より全国にて公開。