eiga.com より(以下一部抜粋)

>大ヒットSF映画「アバター 」のジェームズ・キャメロン 監督は、ハリウッドの映画会社が競うように 過去の大作を3D版にリメイクしている現状を「見当違いのブーム」と見ている。しかし、こうした3D化の波が弱まる兆候は見えない。

キャ メロン監督は、映画会社が現在の3D人気に乗り遅れないように必死になっていると指摘。

「問題は(3D化の)意思決定を映画会社がしていること。彼らはコ ストを下げるために品質を犠牲にする」

と述べた。


同監督によると、3D撮影の代わりにコンピューターを使って通常の映画を3D化した場 合、映像のクオリティーが下がるため、映画界にとってはかえってマイナスになることもあるという。


キャメロン監督の「アバター 」は世界全体で27億ドルの興行収入を記録。DVD版も4月 22日に発売される。


一方、そのアバターの成功も手伝い、大手映画会社の3D熱はここにきて一段と高まっている。ルイス・キャロル の「不思議の国のアリス 」を3D映画化した米ウォルト・ディズニー <DIS.N>の「アリス・イン・ワンダーランド 」は3月5日に公開され、すでに5億 7000万ドルを超える興行収入を記録。4月2日には、ワーナー・ブラザース<TWX.N>が3Dにリメイクされた「タイタンの戦い 」を公開する。


ワーナーのアラン・ ホーン最高執行責任者(COO)は先週、さらに多くの「名作」を3D化していく計画を明らかにしている。