シネマカフェネット より(以下一部抜粋)


>累計発行部数1,500万部を超える人気漫画を原作に、若手人気俳優陣をキャストに迎えて製作された 映画『BECK ベック』の製作報告会見が3月30日(火)に東京・渋谷のSHIBUYA-AXで行われ、水嶋ヒロ、佐藤健、桐谷健太、忽那汐里、中村蒼、向井理という主 要キャスト陣と堤幸彦監督が出席。あわせて、本作のW主題歌としてレッド・ホット・チリ・ペッパーズの「Around The World」とオアシスの「Don't Look Back in Anger」が起用されることも発表された。


一般客も招待して行われたこの日の会見。水嶋さんらが姿を現すと、会場は悲鳴のような歓声に包まれ た。最初に挨拶に立った、天才ギタリスト・竜介役の水嶋さんは「このお話をいただいたとき、光栄に思うと共にプレッシャーもありましたが、一丸となって役 を全うしました」と真摯に語った。天性の声を持つボーカルのコユキを演じた佐藤さんは「ここにこうやって立って、みんなと久々に会って、いよいよという気 持ちでワクワクしています。みんなで一緒に努力し、青春しながら作ったこの映画を早く観てもらいたい」と笑顔を見せた。




Who killed Cock Robin?



ラッパーの千葉役 の桐谷さんは役柄そのままに全力を注いで、全神経集中し爆発させてます! すごい化学反応起きてる映画になってます」と熱い言葉を発した。ドラムのサク に扮した中村さんは「音楽がすごくかっこよくて、ライヴシーンは自然に盛り上がれました。音楽に乗せて、たくさんのメッセージが伝われば」と呼びかけた。 司会者から「最年長者としてバンドを支えるベーシスト・平」と役柄を紹介された向井さんは「実際の最年長は桐谷くんなんですが、キャラ的にやんちゃなとこ ろが多くて、僕がいろいろ任されることもありました(笑)」と明かし、横目で桐谷さんをチラリ。そして「音楽や青春ってベタかもしれないけど、それを堂々 と一生懸命、熱くやることがかっこいいことだと、僕らも改めて気づかされました」とクールな口調で熱い思いを語ってくれた。




Who killed Cock Robin?




楽器やボーカルの練習に話が及ぶと、水嶋さんが「がんばって話します。でも、カジュアルめに…って どっちだよ!」と謎の一人ボケツッコミと共に「天才ギタリストの名を背負うプレッシャーはありました。睡眠時間を削ってでも練習しないと、役に説得力を欠 いてしまうので」と苦労を明かした。


ほかのメンバーもそれぞれ「血のにじむような努力」(堤監督)を行っていたようだが、一方で「ギター の楽しさにすぐに気づけたので楽しめた」(佐藤さん)、「常に楽しんでいて、本気と遊びの繰り返しだった」(桐谷さん)という声も。


Who killed Cock Robin?



ま た、「なるべくドラムスティックを触っていた」という中村さんは「撮影中に、スティックが折れた」と明かし、「それだけがんばっていたということなので、 お願いします!」と自ら報道陣にエピソードを売り込み、桐谷さんらから突っ込まれる一幕も。さらに、堤監督が、ひとりひとりに「完璧でした!」と合いの手 を入れ、報道陣と観客の笑いを誘った。

最後に締めの挨拶のためにマイクを握った水嶋さんは、撮影に臨んだキャスト・スタッフの姿勢につい て「原作のハロルド作石先生へのリスペクトを常に掲げ、原作ファンの顔を思い浮かべながらワンシーン、ワンシーン取り組んできました」と語った。さらに報 道陣に向けて「僕らが、全身全霊を傾けて取り組んだこの作品をぜひ伝えてください。もし上司の方が『(この会見記事にスペースを)そんなに使わなくても』 と言っても、夢をあきらめちゃいけないんですよ(笑)! 熱い思いがあれば上司の気持ちも傾けさせることができます」と口説きモードで宣伝を懇願。会場を 爆笑に包み込んだ。