サンケイスポーツ

>21日スタートのTBS系韓国ドラマ「IRIS-アイリス-」(水曜後9・0)の日本語吹き替えを超豪華俳優陣が務めることが2日、分かった。南北分断を背景にしたスパイアクションで韓流スター、イ・ビョンホン(39)が主演した人気作。ビョンホン役を俳優、藤原竜也(27)、ヒロインのキム・テヒ(30)を黒木メイサ(21)が担当し、声だけの名演を見せる。

 舞台を中心に幅広いジャンルで活躍する藤原に、売れっ子のメイサ。このメンツがそろえば、普通に連続ドラマが制作できそうな声優陣だ。海外ドラマの声優は初めての藤原は「壮大なスケールと緻密なストーリーに一気に引き込まれた」。メイサも「男女の恋愛や男同士の友情があったり見ていて気が抜けない」と「IRIS」を絶賛した。

 同作は、ビョンホンにとって6年ぶりのドラマ主演作で、制作費200億ウォン(約15億円)の大作。03年放送のドラマで最高視聴率45・3%を記録した「天国の階段」で注目を浴びたキム・テヒの出演も手伝い最高視聴率39・9%を獲得した。

 国家安全局の精鋭隊員を演じるビョンホンについて藤原は「アクションシーンなど一切妥協を許さない姿勢が素晴らしい。オリジナルの世界観を壊さないように丁寧にしっかりと臨みたい」と気合十分。ビョンホンの上司で恋人役のテヒの声を担当するメイサは「プロファイラーとして働く姿はキリッとかっこいい」と話す。

 TBSによると、日本での放送が決まった際、ビョンホンから「演技力のある俳優さんに声優をお願いしたい」と打診があり、人選は「ビョンホンとテヒの輝きに負けない人」が大前提になったという。その結果、「大人っぽいセクシーな演技ができるのは藤原さんしかいない」と決定。メイサに「美しさと力強さを表現してほしい」と期待している。

 ほかに元格闘家の魔裟斗(31)が声優初挑戦し、「日本でこれだけのドラマは作れない」と「IRIS」にハマっている松方弘樹(67)らのご本家に負けない声の熱演も必聴だ。


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