ぴ あ映画生活より(以下一部抜粋)

>映画『アバター』で主演を務める俳優サム・ワーシントンが主演最新作『タイタンの戦い』を手がけたルイ・ルテリエ監督が電 話インタビューに応じた。
 
『タイタンの戦い』は、神々が君臨し、壮絶な権力争いを繰り広げていた時代を舞台に、神々の王ゼウスの息子として生まれるも人間の子として育てられたペル セウスが、世界滅亡の危機を救うため冥界の王ハデスに戦いを挑む物語。

本作のベースになっているのは、1981年製作の同名作品。“伝説の特撮監督”と呼ばれているレイ・ハリーハウゼンが特撮を手がけたことで知られる傑作 だ。現在36歳のルテリエ監督も、夢中になったそうで「オリジナルを観たのは8歳のとき。人間が怪物と戦う物語で、すごい衝撃だった。だから、今回、リメ イクのオファーをもらった時は『どうしてもやりたい!』と思ったよ」と語る。もちろん、幼少期に熱狂した作品のリメイクだけにプレッシャーもあったようだ が、ルテリエ監督は「悩みながらも、ハリーハウゼンにオマージュを捧げつつ、クラシックな作品を自分なりのやり方で見せる方法を思いついた」という。

そんなルテリエ監督がこだわったのがキャスト選び。「有名かどうかよりも、“いい俳優”を起用したい」との方針で彼が主役に指名したのは、オーストラリア の俳優、サム・ワーシントン。「配役を決めた時、サムはオーストラリアではよく知られていたけど、アメリカや私の暮らすフランスでは無名だった。その後に 『アバター』で有名になったけどね」と振り返るルテリエ監督は、ワーシントンの魅力を「彼は情熱的で、仕事にすごく集中する俳優。さらに言うと、彼はオー ストラリアで充分に経験を積んでいるから、ハリウッドでは新人でも、技術的には完成された俳優なんだ。これって、とても珍しいことなんだよ」と分析する。

もちろん、人間たちを迎え撃つ怪物たちも強烈だ。見た者を石に変える魔物メデューサ、巨大スコーピオンなど多種多様なクリーチャーたちが、主人公ペルセウ スの前に立ちはだかる。ルテリエ監督は「何せ、人と神が戦うんだから、物語のスケールは壮大なんだ。観ていて退屈な場面はひとつもないし、物語は最後まで 早いペースで展開する。伝説的な物語でありながら、現代の観客に受け入れられる要素が満載だよ」と作品の完成度に自信を見せ、「この映画は、ある若い男が 冒険を重ねて、自分が、神と人間の子であることを知る“発見”の物語だ。そこを楽しんでほしい」とメッセージを送った。

『タイタンの戦い』
4月23日(金)、丸の内ピカデリーほか全国ロードショー





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