> 歌手で俳優の滝沢秀明(28)が主演舞台「滝沢歌舞伎」(日生劇場)の4日のけいこ中に顔面を負傷していたことが5日、わかった。殺陣のシーンで右まゆ げとこめかみの間を12ミリ切ったという。病院で数針、縫った後、4日の初日公演は無事にこなした。この日、新橋演舞場での「滝沢演舞城」(06~09 年)から数えて通算200回目の公演を達成したタッキーは、傷口にばんそうこうを張って登場。「痛みはなく全然大丈夫です」と気丈に話した。

 タッキーに“あわや”の事態が起こっていた。

 4日の初日公演前に行われたけいこ中、殺陣のシーンで接触。右まゆげとこめかみの間を、12ミリ(3~4針程度)切ったという。流血したが、「テンショ ンが上がっていた」(タッキー)ため気付かず。機械トラブルで演技が中断した際、初めて自らの負傷に気付いたという。その後、病院で治療し、初日公演を無 事こなした。刀が当たったのかどうかは不明だという。目の付近だったことで一歩間違えれば大けがになった可能性もある。

 この日、通算200回目の公演を前に会見したタッキーは、傷口にばんそうこうを張って登場。傷口周辺は若干腫れた様子だったが、「何針かわからないけ ど、細かく縫っていただいた。痛みはなく大丈夫です」と笑顔で話した。9日にも抜糸するという。

 演出家デビューとなった今回の公演は2部構成。第2部では、これまで演じてきた源義経から一転、平安時代中期の武将「平将門」を熱演。激しい殺陣のシー ンがいくつもあるほか、日本初登場となる「4Dフライング」にも挑戦。高度な立ち回りが連続してあり、危険とは常に隣り合わせだ。

 第1部では総勢40人による和太鼓演奏などを披露。おなじみのワイヤによるフライング、戸板やはしごを使った立ち回りもあり、迫力のステージを展開して いる。

 タッキーは「一人の演出家として自分が作ったステージなので、自分がけがをしたから変更とかは嫌なんです」と強い口調で話した。和洋折衷の新しい歌舞伎 を目指す「滝沢歌舞伎」。千秋楽となる5月8日は、通算250回目の公演となる。「ひとつ間違えると大事故につながることもあるので、みんなでひとつに なって最後まで走りたい」と誓っていた。

 ◆3月29日誕生日に森光子からプレゼント ○…3月29日はタッキーの誕生日。けいこ中だったため、出演者やスタッフにお祝いをしてもらったという。 1月に舞台「新春 人生革命」で共演した女優の森光子(89)からは「高価な洋服を頂いた」という。主演舞台「放浪記」が中止となった森だが、タッキーは 「森さん本人は元気で、やりたいという気持ちはあると思う」と話し、「(自分の)舞台をぜひ見ていただきたい」と呼び掛けた。



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