産 経新聞 より(以下一部抜粋)

>人気テレビシリーズの映画版「のだめカンタービレ 最終楽章 後編」(川村泰祐監督)の公開を前に、東京都港区の六本木ヒルズで6日、ファンミーティング が行われ、主演の上野樹里や玉木宏ら「のだめファミリー」が大集合した。上野は「後編はどのシーンもカットも印象に残って、目に焼き付くパワーがあるの で、ぜひ楽しんでください」とアピールしていた。

  [フォト]“ファンミーティングでステージに立ったベッキーと山田優

 「こんにちは~」。元気な「のだめ」こと野田恵役の上野が壇上に現れると、約1200人のファンから「樹里ちゃーん」と声援が飛び交う。ファンミーティ ングにはキャストと監督ら13人がずらりと勢ぞろい。先に映画を見た上野は「ポロポロ涙が出ちゃいました」と白状し、「4年かけてきたのでズンとくるもの がありました」と感慨深げ。また千秋役の玉木は「最後の最後に一番いいものができた」と出来上がりに手応えを感じていた。

 「後編」はシリーズ完結編となり、キャスト陣もこれで“卒業”となる。大観衆の前でブラームスのバイオリン協奏曲を堂々と弾く水川あさみは「絶対に褒め ない玉木くんが褒めてくれた」と笑顔を見せ、千秋を慕うおネエキャラの真澄を演じてきた小出恵介は「いつもテンションが高くて酸欠になっていた」と秘話を 披露した。

 またウエンツ瑛士は「今回はのだめ初の3D映画ということで…」とボケて観衆を沸かせ、ベッキーは「ポップで明るくて楽しいのだめワールドに入れてうれ しかった」。さらに「ミルヒー」ことシュトレーゼマン役の竹中直人は、片言の日本語で「一生懸命やりました」と超ハイテンション。シリーズ一番の思い出の 場面について聞かれると「“のだめちゃん、ワン・モア・キス”と言って近づくとこデス」と上野に迫り、一同大爆笑となった。

 「前編」は昨年12月に公開され、観客動員330万人を突破。「後編」では、のだめの音楽的成長と、千秋との恋愛模様がより重厚に描かれている。


 「後編」は17日から全国公開される。「復習上映会」と題した「前編」の上映も全国の劇場で実施中。(伊藤徳裕)