>毎年、アカデミー賞授賞式の前日に行われる最低の映画を決めるラジー賞ことゴールデンラズベリー賞が、来年からのテ レビ放映を目指しているとアクセス・ハリウッドが報じた。
ラジー賞の設立者であるジョン・ウィルソンと彼のパートナー、モーリーン・マーフィーが、プロデューサーのエリック・オルトナーと手を組んで、授 賞式をさらに盛大なものにしようとして、企画しているとのこと。この企画に関して、プロデューサーのエリックは「今年、特にサンドラ・ブロックを見てい て、きっと世界の人たちもこの賞を見たいんじゃないかと思ったんだ。それと、この賞のインターネットやメディアの反応を見ると、アカデミー賞やほかの賞と も引けを取らないんだ」とコメントしている。
ちなみに、映画『オール・アバウト・スティーブ/All About Steve』(原題)で最低女優賞を受賞したサンドラは、直接ラジー賞の授賞式に参加してこの賞を受け取っていて、その映像を流したYou Tubeでもかなりの反応があった。
彼女以外にも、2005年に『キャットウーマン』でハル・ベリーが同賞を受賞し、「アカデミー賞を受賞したからといっ て、その作品が良い作品とは限らないし、ラジー賞を受賞したからといって、悪い作品とは限らないわ。わたしは、この役を精いっぱい演じたし、作品に出演し たことも後悔していないわ」と語って、授賞式で拍手喝采(かっさい)を受けたことがある。
もちろん実際にTV放映となると、豪華スターの出演が必要になってくるはずだ。この件に関してラジー賞の設立者ウィルソンは「近年、アカデミー賞 ではノミネートされた俳優の共演者に参加してもらっているが、ラジー賞でもそのアイデアを借りて、名前を読み上げるときにパロディーにすると、面白いと思 うんだ」といろいろとアイデアを考えているようだ。
確かに、アカデミー賞では、表彰に値する顕著な功績のあった者に対して名誉賞が贈られることがあるが、劇場公開されない作品ばかりに出演している スティーヴン・セガールやジャン=クロード・ヴァン・ダムに、ラジー流の功労賞を渡したり、アカデミー賞では、その前の年に亡くなった俳優、監督、プロ デューサーが紹介され、写真や出演作品の映像を映し出すことがあるが、最近活躍していない俳優・監督を取り上げ、活躍当時の映像や写真を流したり、アイデ アはいろいろとありそうだ。
ただ、来年のラジー賞授賞式は2011年の2月26日に開催されることが決定しているが、今のところ、どのネットワークが放映するのか、生放送に するのかといった細かいことは何も決まっていない。
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